初回4点先制も最後は1点差で辛くも逃げ切り!カープ戦に安全圏はない

2019年08月12日

広島-巨人 18回戦

マツダスタジアム

C 7  ―  G 8

チーム123456789R
巨人402010108
広島102200117
投手リレー
G:山口俊-田口-鍵谷-戸根-大竹-澤村-高木京-デラロサ
C:アドゥワ-島内-レグナルト-一岡-今村

打線は8得点も投手陣は7失点

鬼門のマツダスタジアムでのカープ戦。初回にゲレーロの押し出し死球、若林、小林のタイムリーで4点を先制し、3回には「状態イイネ!」のゲレーロの2ランホームランで6点を奪ったジャイアンツだが、すんなりとは勝たせてもらえない。

得点すれば追い上げられ、追加点を取ってもまた取り返してくる。

1点差で辛くも勝利したけれど、投手陣は反省点の多い試合だった。

山口俊は本当に万全だったのか?

右ひじの張りで登録抹消されていた山口俊が中11日で先発マウンドに上がった。

今季11勝でジャイアンツの勝ち頭。今、一番頼りになる投手だ。でも、万全で戻ってきたとは思えない投球内容だった。ストレートはスピードがなかったし、フォークがあまり落ちていなかった。スピードガン以上にキレもなかったように思う。

山口俊が登録抹消されたときは、ジャイアンツは連敗中だったし、このマツダのカープ戦に合わせて、無理して戻ってきたのではないだろうか? 確かに、山口俊がローテに戻ってきてくれるのはありがたいけれど、それは、離脱前と同じボールが投げられるという前提での話だ。

ボールのキレがない、制球がない、故障も治ってないと、中途半端な状態で戻ってきても、試合は作れないし、怪我のリスクも高い。

一軍のマウンドに上がるのならば、身心を万全に整えて戻ってきてほしい。

田口はリリーフには不向きかも

また田口がホームランを打たれた。しかもまた変化球だ。

夏場から田口は中継ぎでマウンドに上がっている。先発時代に比べて直球はキレがあって、力で抑え込めることもある。でも、先発時代に比べて制球力が落ちている気がする。

2ストライクと追い込みながら、最後のボールが甘く入って痛打されるケースが少なくない。

特に、変化球が甘く入ってスタンドに放り込まれている。

今日打たれたのはカーブだと思うのだけれど、投げる時、腕の振りが緩んだ気がする

田口は直球と変化球のコンビネーションで打たせて取るタイプのピッチャーだ。力任せに抑えようとして、ボールが甘くなるのだったら、自分の良さを殺してしまっていることになる。

リリーフをやるのならば大竹のピッチングを参考にしてほしい。個人的にはリリーフピッチャーには向いていないと思うので、先発として使って欲しい。ダメなら2軍でいいと思う。

鍵谷は結果オーライなだけだよね?

5回に登板した鍵谷。狙ったところにぜんぜんボールがいかないじゃん。

結果的に無失点だったけれど、たまたま押し出しにならなかっただけで、一歩間違えれば大量失点だった。ボールに力はあるけれど、四球を連発するので、1イニング任せるのは不安。右のワンポイントでいいんじゃないかな?(右のワンポイントなんて使い方ができるほどブルペンに余裕はないと思うけれど)

戸根に関しては小林のリードが問題?

6回の戸根のピッチングについては、小林が戸根を生かし切れていない感じがする。

1死1・2塁で鈴木誠也に対し、カウント2-1からストレートを2球続けて三振を奪ったのに、続く左打者の松山に対しては全部外角への変化球(1球ストレートがあったかも)で、四球を与えてしまう。

戸根は気迫のこもったインコースへのボールを投げ込む投げっぷりが長所のピッチャーだ。気持ちでノッていくタイプなので、外、外、外の配球では気持ちが萎えてしまうのではないかと思う。左対左だから、外角へ逃げていく球が有効なのは分かるけれど、1球でもインコースに投げ込めていれば、松山は打ち取れていたと思う。

中川が今日もベンチ外だったのが心配

8回の澤村のピッチングに関しては、3回に2回はいいピッチングをするので、今日は悪い日だっただけのこと。

それよりも8回に澤村がマウンドに上がらざるを得なかった状況の方が問題だ。

本来ならば8回は中川が投げるべき状況。でも、今日も中川はベンチ入りしていなかった。

一昨日、連投続きでベンチから外れており、昨日も登板機会なしだから、本来ならば万全の状態でブルペンにいるはずのピッチャーがこの日もベンチ外。

コンディション不良ということなのだろうけれど、夏風邪とかの体調不良なのだろうか?

登録抹消ではないから、肩や肘の故障ということはないと思うけれど、ちょっと心配だ。

ジャビッ党が選ぶこの日のMVP

MVP・・・大竹寛

6回裏、2死満塁の状況で登板し、曾澤をセカンドゴロに打ち取り、続く7回裏はメヒアを三振、小園をサードゴロ、代打野間を三振にしとめ、1回1/3をきっちり抑え、今日の勝ち投手に。これで通算勝利数が100勝となった。

満塁でもインコースにシュートを投げ込める制球力と、外角へのスライダーの出し入れは見事だった。

コントロールに不安のない大竹は、今やブルペンに欠かせない戦力だと思う。

マツダスタジアムで連勝できれば、チームが勢いづく。どんな形でもいいから明日も勝ちたい。
明日も勝つぞ!ジャイアンツ!

試合レポート
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1975年、ジャイアンツの歴史上、唯一の最下位だった年に生まれる。
同学年の選手は高橋由伸、上原浩治、高橋尚成、井端弘和、岡島秀樹など。

生まれてからの最初の記憶が、祖父の家のテレビで観た王さんの756号という巨人ファン。1989年の近鉄との日本シリーズ、3連敗からの逆転日本一を疑わず、それが実現したことから、本格的にジャイアンツにのめり込む。

高校時代から東京ドームに通い始め、1994年には東京ドームでアルバイトをし、日本シリーズでは長嶋茂雄監督の胴上げを生で観る

大学時代に某スポーツ解析ソフトウェア会社にアルバイトとして働き始め、そのまま入職。野球とラグビーのデータ入力と解析を担当した。

2008年には年間およそ50試合ほど、東京ドーム、神宮、横浜などで観戦したが、仕事の都合上、現在は日テレG+での観戦やネット観戦が多い。

夢は東京ドームの年間シートを購入して、毎試合生観戦すること。

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