短気の原采配が裏目に
8回裏、1アウト2塁で田原がブラッシュに与えた四球は仕方がない。ホームランバッターに対して甘いボールは投げられない状況で、果敢に内角を攻めての四球だったから。でも、その後マウンドに上った吉川光夫、「君はいったいなんのためにマウンドに上ったのか?」投げたボールは4球ともストライクゾーンから大きくそれたボール。ストレートの四球で傷口を満塁に広げた。
ジャビッ党がポスト山口鉄也の最有力候補として期待した吉川光夫。原監督だって背番号47をつけさせたのだから、その期待は小さくなかった。けれど、とても残念なマウンドになった。明日は、1軍にいないだろうな。
原監督はたまらずピッチャーを右の鍬原に交替。左打者が続く状況にもかかわらずだ。鍬原はコントロールがよいピッチャーではない。制球よりもボールの勢いで抑えるタイプ。1アウト満塁の状況でマウンドに上げるのは酷というものだ。案の定、押し出しの死球と押し出しの四球で2点を勝ち越されてしまった。
この試合は原監督の短気が完全に裏目に出た試合だった。
昨日の試合で2番から4番がノーヒットだからって、すぐに打順をいじるのはどうかともう。結果として、2番丸に1本、3番坂本にホームランを含む2本、4番阿部に1本ヒットが出たけれど、打線の中軸はある程度固定したほうがいい。
先発バッテリーである田口-小林の交替も早かった。4回2失点。7安打されていたけれど、せめて5回まで投げさせてもよかったのではないだろうか?
同点に追いついた直後の8回裏、小林に替わってマスクを被っていた大城を引っ込めて炭谷を起用。これが結果的に裏目となったとも言える。前述の小林の交替はまだ負けている展開だからわかるけど、大城に替わってから投手陣は失点していなかった。キャッチャー交替でジャイアンツに傾きかけた流れたイーグルスに行ってしまった。
原さんはもともと短気で、早め早めに手を打つ監督ではあるが、この試合に関してはちょっと焦りすぎた感じがする。結果論になるけれど、動くタイミングを間違えた敗戦だったと思う。
ジャビッ党が選ぶこの日の戦犯とVP
戦犯・・吉川光夫
マウンドに上って明らかなボール球4つ。敬遠しに出てきたみたいだった。コントロールの修正が効かないなら、間を取るとか、牽制球を投げるとか、なにかできなかったのだろうか? 2軍でもう一度練習してきてほしい。
VP・・・坂本勇人
昨日は4番で結果が出なかったけれど、3番のこの日は20号ホームランを含むマルチヒット。また4番で使ってほしいと思う。
昨日、今日の2試合は守り合いのゲーム展開だった。イーグルスのタイムリーヒットがいずれも山本泰寛のグラブを弾いたものだった。せんなきことなんだけれど、「吉川尚輝だったら捕れていたかも」と思ってしまった。
山本泰寛は疲れがたまってきているのだろう。フレッシュな山本だったらば、アウトにできないまでも、外野に抜けさせずランナー生還は許さなかったかもしれない。打撃も、粘りは見せたが2三振で、打率もとうとう2割5分を割ってしまった。少し休ませた方がいいかもしれない。
明日の先発は桜井。昨日今日のような投手戦にはならないと思うので、打線は7点くらい取らないと厳しいと思う。打線の奮起に期待したい。
明日は勝つぞ!ジャイアンツ!
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