2018年宮崎キャンプのブルペンで投げ込む山口鉄也

2019年 巨人の左のセットアッパーは? ポスト山口鉄也問題

2018年、ジャイアンツの偉大な中継ぎ投手がユニフォームを脱いだ。
山口鉄也。実働11年、642試合、6392/352勝、27敗、29S、273H、509奪三振、防御率2.34
育成出身選手として初の新人王を獲得。2008年から2016年まで9年連続60試合登板。2014年に史上初の通算200ホールドを達成。長年にわたりジャイアンツの絶対的セットアッパーとして君臨してきた山口だったが、ここ数年、故障などもありかつてのボールのキレは戻らず、2018年は1度も1軍に昇格することなく引退という結果になった。

2018年の宮崎キャンプのブルペンでぐっさんを見たときは、春先にしては調子が良いのではないかと思った。
個人的にはセットアッパーは無理かもしれないけれど、左のワンポイントならば、1軍でまた輝けるのではと期待を持っていた。

けれどもシーズンが始まっても調子は上がらない。2軍の中継などで登板した姿を見たけれど、残念ながらボールのキレはイマイチのようだった。
8月15日、東京ドームで開催されたイースタン・リーグ、巨人―楽天戦を観戦した。ぐっさんは8回に登板したが、左のペゲーロに完璧に捉えられ、スタンドに運ばれたボールを見て、今シーズンの1軍は無理かもしれないと思った。
それにしても、その後、故障してしまうとは思わなかった。秋の故障が結果として山口鉄也引退を決定づけた。

2018年8月15日東京ドームで登板する山口鉄也

2018年8月15日 イースタン・リーグ楽天戦での登板が山口鉄也の東京ドームでの最後のピッチングとなった。

2019年はジャイアンツアカデミーで小さな子供たちに野球を教えながら、野球の楽しさを教えるぐっさん。
ジャビッ党は、近い将来、指導者としてまたジャイアンツのユニフォームを着てくれることを願っている。

ポスト山口鉄也に山口鉄也を重ねてはいけない

ここ数年、ポスト山口鉄也すなわち左のセットアッパーがいないことがジャイアンツ投手陣の大きな不安材料だった。
その役割を期待されて、FAで入団してきた森福允彦は期待を大きく裏切り、若手投手陣も伸び悩んだ。

僕たち巨人ファンは、どうしても左のセットアッパーに山口鉄也ほどの活躍を求めてしまいがちだ。
けれども、あれだけのボールの強さとキレ、制球力、安定感を兼ね備えた左投手はそうそう現われはしない。山口鉄也の幻影を求めるのは高望みというものだ。

まずは、左打者をきっちり抑えられるということを求めるべきだろう。
山口鉄也だって、基本は左打者が続く場面での登板が多かった。通算の登板試合数より登板イニング数が少ないことがそのことを物語っている。

ただ、山口鉄也の全盛期は、左打者の時に登板し、その代打で右打者を出されてもきっちり抑えていたし、イニングを跨いでの登板も多かった。何より、完投ペースの投手が突如崩れたり、セットアッパーやクローザーが乱調でピンチ広げた場面でも、相手の反撃を封じ込めるだけの力と圧倒的な存在感があった。

ポスト山口鉄也を育てるためにも、左の中継ぎ投手には、イニング跨ぎや、ピンチが広がってからという厳しい条件での登板を控えてほしいものだ。

ポスト山口の1番手は背番号47を継いだ吉川光夫

さて、では実際問題として、左のセットアッパーを誰に任せるかというところだ。
最有力候補は山口鉄也の背番号47を引き継いだ吉川光夫だ。

2018年は先発起用が多かったが、シーズン中盤に中継ぎ起用され、好成績を収めた。
ジャビッ党では、CSファイナルステージでジャイアンツがカープに勝つためには?でも述べているように、吉川光夫はリリーフで起用するべきだと思っている。吉川光夫本人も今年はリリーフ1本で勝負するつもりのようだし、期待してよいだろう。

吉川光夫に次ぐ候補といえば、中川皓太、池田駿、戸根千明、高木京介あたりが思い浮かぶ。

タイプ的には中川が適任だとは思うけれど、いかんせんコントロールが悪い。
池田と高木は実戦向きだとは思うけれど、強いボールを投げるタイプではないので、セットアッパーまでは難しい。
コンディションが万全ならばハートも強い戸根は期待できると思う。

ほかには、大江竜聖をリリーフで起用するというのもあるが、個人的には先発でつかってもらいたい。
強いボールを持っていると言えば、ルーキーの高橋優貴。ドラ1ルーキー高橋優貴の起用法は? 巨人の大卒・社会人ドラ1投手の使われ方でもリリーフ起用を提言しているが、ジャビッ党としてはポスト山口鉄也の2番手として推薦したい。

吉川光夫、高橋優貴、戸根千明。
この3人のなかから、全盛期の山口鉄也とまではいかないまでも、リリーフとして60試合、防御率2点台前半の成績を残してくれれば、ジャイアンツの優勝はより現実的なものになるはずだ。

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