2018年ドラフト1位 高橋優貴

ドラ1ルーキー高橋優貴の起用法は? 巨人の大卒・社会人ドラ1投手の使われ方

ジャイアンツのドラフト1位ルーキー高橋優貴投手。東北のドクターKと呼ばれた快速左腕は2019年、どんな活躍をしてくれるのだろうか? 過去の即戦力ドラ1投手の起用法などから、高橋優貴のルーキーイヤーを占ってみたい。

2018年ドラフト1位・高橋優貴ってどんな選手?

まずは、高橋優貴がどんな投手なのかを見ていこう。

高橋優貴

  • 出身地 : 茨城県ひたちなか市
  • 生年月日 : 1997年2月1日
  • 身長:178cm
  • 体重:74kg
  • ポジション:投手(左投左打)
  • 球歴 : ひたちなか市立田彦小学校(軟式・勝田スポーツ少年団)-ひたちなか市立田彦中学校(友部シニア)-東海大菅生高校-八戸学院大学

高橋優貴の大学通算成績

41試合 1710
209回 被安打139 奪三振349 四死球95 自責47 防御率2.02
被安打率5.86 奪三振率10.72 四死球率4.09<

ストレートはMAX152km/h。スライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークなどが持ち球で、三振が取れる左ピッチャーだ。原監督の評価では、「左投手でナンバーワン」とのこと。一方で、外れ外れ1位で、原監督とは東海大つながり。「身内びいきのドラフトでは?」との批判も聞かれる。

高橋優貴投手には1年目の開幕当初から活躍して、批判の声を黙らせてもらいたいものだ。

巨人の大卒・社会人ドラ1投手は先発起用が基本

次に、高橋優貴の起用法だ。ジャイアンツでは即戦力のドラフト1位投手はどのように起用されているのかを過去の例から見ていこう。ここでは「即戦力=大卒・社会人」という定義で、ドラフト発足以降、1位指名された即戦力投手の1年目の成績を表にしてみた。

なお、江川卓は厳密にいうとトレード入団なのでドラフト1位ではないが、ここでは即戦力ドラ1扱いにしておく。

ドラフト年名前出身登板先発SH投球回防御率
1969小坂敏彦早稲田大6011----8.0 4.50 
1971横山忠雄立教大10513----28.23.72
1976藤代和明新日鐵広畑159230--424.71
1978※江川卓法政大卒27239100--1612.80
1988吉田修二北海道拓銀101100--161.13
1993三野勝大東北福祉大----------------
1994河原純一駒澤大学1914860--1063.31
1996入来祐作本田技研571162--903.1
1998上原浩治大阪体育大25252040--197.22.09
1999高橋尚成東芝2423960--135.23.18
2002木佐貫洋亜細亜大25251070--1753.34
2003内海哲也東京ガス32000--145.14
2004野間口貴彦シダックス99430047.26.61
2007村田透大阪体育大----------------
2010澤村拓一中央大29291111002002.03
2012菅野智之東海大卒2726136001763.12
2015桜井俊貴立命館大1101004.18.31
2016鍬原拓也中央大65120027.1 6.83 

巨人の即戦力ドラフト1位投手は過去に述べ18人。このうち、ルーキーイヤーに1軍のマウンドに立てなかった投手は、三野勝大と村田透(現・ファイターズ)の2名。期待のルーキーだけに故障など、よほどのことがない限り1軍での登板機会は与えられそうである。

起用法をみていくと、ほとんどの選手が先発起用がメインとなっている。リリーフ起用がメインだったのは、小坂敏夫、吉田修二、入来祐作の3名だけで、それ以外の投手は登板の半数以上が先発登板である。

原監督は、キャンプ、オープン戦では先発投手としてローテーションを競わせる方針みたいなので、高橋優貴は開幕当初は先発として登板する可能性が高いだろう。

巨人の即戦力ドラ1が1年目に2ケタ勝つのは至難の業

では、高橋優貴はどのくらい活躍できるのだろうか?

先発投手として起用された場合、ローテーションで回るというのが大前提。そのバロメーターは規定投球回数に到達しているかどうかということだろう。

登板数の半数以上が先発登板だった13投手のうち、規定投球回に達した投手は、江川卓、上原浩治、高橋尚成、木佐貫洋、澤村拓一、菅野智之の6人。そうそうたる面々だ。1年目から規定投球回に到達できるような活躍を見せれば、長年活躍することができるとも言えそうだ。

勝ち星で見ていくと、2ケタ勝利をしたのはこのうち上原、木佐貫、澤村、菅野のわずか4人。
1カ月のペナルティがあったとはいえ、昭和の怪物・江川卓でさえも、9勝に終わっている。

高橋優貴に2ケタ勝利や規定投球回到達を求めるのは、ちょっとハードルが高すぎるかもしれない。

高橋優貴はリリーフ向きなのではないか?

高橋優貴は三振が取れるピッチャーだ。その反面、四球が少し多い。また、大学時代は先発起用だったが、完投した試合は少ない。ストレートのMAXは150キロを超えるが、実戦では140キロ代中盤あたり。プロはコントロールが求められるから、実際に先発した時のストレートは143~144キロくらいではないかと思う。そういった面から、先発で起用した場合、長いイニング強いボールを投げ続けられるかという点が未知数だ。

であれば、短いイニングで強いボールを投げられるリリーフで起用してみたらどうだろう? 四球の恐れはあるが、ここぞで三振が取れる左投手ならばブルペン陣には欠かせない存在になれるはずだ。

というわけで、ジャビッ党では高橋優貴のルーキーイヤーの数字を以下のように予想してみた。

登板50試合 先発3試合 5勝 2敗 2S 15H 投球回70 防御率2.90

キャンプ・オープン戦で、先発から中継ぎに起用法を変更。はじめはビハインドの場面やワンポイントでの起用が続くが、やがて競った場面での起用が増え、オールスター以降は同点の場面などで登板。勝ち星を稼ぐ。シーズン終盤は、テスト起用も兼ねて3試合ほど先発起用。こんな感じで、どうだろうか?

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