【M4】桜井は中4日でよく頑張ったけれど、あの押し出しは、なんとかならなかったかな~

2019年09月16日

巨人-阪神 24回戦

東京ドーム

G 1  ―  T 2

チーム123456789R
阪神1000010002
巨人0001000001
投手リレー
T:ガルシア-島本-岩崎-ドリス-藤川
G:桜井-田口-澤村-中川

中4日の桜井が好投も四球に泣く

今日のジャイアンツの先発は前回のベイスターズ戦で、ソトに2本のホームランを打たれるなど、早々にノックアウトされた桜井。中4日での登板だったけれど、6回、109球、4安打、2失点は良く投げてくれたと思う。でも、与えた5つの四球の内容がすべて悪かった。

1個目の四球は1回表は2番の近本に与えた四球だ。ヒットは仕方ないにしても、足のある近本にあっさり四球を出したのはいただけない。盗塁を許して、福留に先制点タイムリーを打たれてしまう。

2個目は5回表、先頭の北條に出した四球。失点にはつながらなかったけれど、4回裏に味方が同点に追いついてくれた直後の先頭打者への四球は味方の士気をくじくよね。

3個目~5個目は6回表、3者連続で、3つめが押し出し。1死3塁でマルテへ出した四球は、打者警戒で仕方なかったけれど、次の糸原に対しては変化球3つでボールを先行させた挙句、ストレートの四球。これがマズかった。

次の高山を迎える前に、宮本コーチがマウンドに行った。

中4日だったし、「交代かな?」とも思ったけれど、ジャイアンツベンチは桜井にもう一段上がってほしいと願っての続投だったと思う。

おそらく、マウンドで「勝負しに行って打たれたらしょうがない」的なアドバイスがあったのだと思う。

高山に対しては、糸原とは真逆で、全球ストレート勝負。しかも全部インコース。

確かに「勝負する姿勢」を見せるのはいいのだけれど、極端なんだよね。

桜井のストレートは140キロ中盤。ストレートだけで空振りが取れるほどの球威はない。調子のいい高山に対してストレートだけで打ち取るのは難しい。ここは小林にもっとしっかりリードをしてもらいたかった。

桜井は宮本コーチがマウンドに行ったことによって「勝負=ストレート」みたいなマインドになっていた。でも気負いすぎて、コントロールはイマイチ。最後はストレートで勝負するのはいいとしても、ボールとストライクが交互に来ていたから、カウント2-2あたりで、ファウル狙いのチェンジアップ(ボールでもOK)を見せておいて、最後にストレートでもよかったと思う。

小林のサインに何度か首を振っていたから、小林は途中で変化球を混ぜようとしたのだと思う。でも、アドレナリンが出まくっている桜井がストレートにこだわってしまった。それでも小林は桜井を制御してほしかったな。

バッテリーには気持ちはホットに、頭はクールでいてもらいたいね。

ジャビッ党が選ぶこの日の戦犯とVP

戦犯・・・小林誠司

先述したように、桜井の押し出し四球は、小林がもっと自分のリードを桜井に強く要求していたらなかったかもしれない。もちろん小林が変化球を要求したらヒットを打たれたかもしれないけれど、それはそれで小林が責任を取ればいいだけのこと。

打つ方では、4回に同点打を打ったのは評価できるのだけれど、2回のゲッツーと6回の三振がね…。まぁ、小林に打撃で多くを求めても仕方がないのだけど。

それにしても、6回1死満塁で小林の場面、小林をそのまま出して、桜井のところで大城を代打にしてバッテリーごと代えてしまうのならば、小林のところで亀井を使ってもよかったんじゃないかな。亀井ならばなんとかしてくれたような気がする。

たぶん、小林が同点、逆転打を打ったらそのままマスクを被らせるつもりだったんだろうけれど。

VP・・・桜井俊貴

5四球はいただけなかったのだけれど、中4日で6回2失点ならば十分に先発の仕事は果たしてくれた。中4日でも使えることが分かったのはCS、日本シリーズに向けて大きな収穫だ。今日勝てなかったので、2ケタ勝利は厳しくなっちゃったけれど、次は白星がついてくる投球をしてほしい。

山下が2軍降格、坂本勇人の途中交代が心配

試合後に山下の2軍降格が決まった。

今日のジャイアンツは9回で捕手の炭谷以外の野手を全部使っちゃって、慎之助の代走に投手の宮國を送る羽目になってしまった。今はロースコアゲームでもベンチ総動員で枠に余力がないから、外野とファーストしか守れない山下を置いておく余裕はないよね。山下はいい経験をさせてもらったと思うし、来年は2年目からレギュラーを奪った坂本勇人のように1軍で活躍する姿を見たいね。

山下の降格の理由としては、優勝の瞬間は、今シーズンを戦ってきた若林をベンチに入れてあげたいというのもあるかもしれない。

ただ、今日の試合を途中で引っ込んだ坂本がスタメンで使えないかもしれないから、山下を落として二遊間の選手を補充ということだったら心配だ。

坂本には無理をしてほしくないけれど、優勝の瞬間はグラウンドにいてほしいよね。

巨人は負けたけれど、DeNAも負けたので、マジックは4。20日の横浜で胴上げが決まりそうだ。

まずは水曜日からの中日戦をしっかり戦っていきたいね。

優勝決めるぞ!ジャイアンツ!

試合レポート
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1975年、ジャイアンツの歴史上、唯一の最下位だった年に生まれる。
同学年の選手は高橋由伸、上原浩治、高橋尚成、井端弘和、岡島秀樹など。

生まれてからの最初の記憶が、祖父の家のテレビで観た王さんの756号という巨人ファン。1989年の近鉄との日本シリーズ、3連敗からの逆転日本一を疑わず、それが実現したことから、本格的にジャイアンツにのめり込む。

高校時代から東京ドームに通い始め、1994年には東京ドームでアルバイトをし、日本シリーズでは長嶋茂雄監督の胴上げを生で観る

大学時代に某スポーツ解析ソフトウェア会社にアルバイトとして働き始め、そのまま入職。野球とラグビーのデータ入力と解析を担当した。

2008年には年間およそ50試合ほど、東京ドーム、神宮、横浜などで観戦したが、仕事の都合上、現在は日テレG+での観戦やネット観戦が多い。

夢は東京ドームの年間シートを購入して、毎試合生観戦すること。

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