甲子園で連勝を狙ったジャイアンツの先発は現在12勝で最多勝タイトルを狙う山口俊。タイガースの先発は西。試合は互いに2点を奪い合い、次の1点がどちらに入るかという膠着状態。
球数の多かった西の方が先にマウンドを降りたけれど、先に点を失ったのは巨人の方だった。7回に山口俊が代打中谷に痛恨の一発を浴び、8回にも大竹が1点を失い、ジャイアンツは4-2で敗れた。でもDeNAが負けたのでジャイアンツはマジックを減らして16になった。
サカマルに音無しだとキツいよね
今日の試合は、昨日、おとといとヒットのなかった亀井にヒットも出たし、久々にセカンドでスタメンの若林も、同点タイムリーを打ったけれど、2番坂本、3番丸がノーヒットに封じ込まれた。
今シーズンのジャイアンツは、坂本、丸のどちらかが打たなくても、どちらかがフォローすることで打線としてうまく機能している。この「サカマル」2人が封じられると、ジャイアンツ打線はキツいね。
あと、「状態イイネ!」のゲレーロがちょっと落ちてきたかな。
苦手のインハイを過剰に意識し始めた。今日はシュートを投げる西が先発だったというのもあるけれど、打席の後ろに立って、インコースのボールを常に意識していた感じだ。状態がいい時は、インハイのボール球をがまんして見逃すことができるのだけれど、明らかなボール球を振り始めたので、修正してほしい。
山下航汰の初打席の対戦相手は藤川球児
9回2死1塁。マウンド上にはタイガースの守護神藤川球児。
原監督が代打に告げたのは、ルーキー山下航汰だった。ここで山下かぁ。原監督は演出家だね。
この場面、左の代打ならば大城も残っていたし、重信もいた。右では陽岱鋼もいたけれど、あえて山下。ルーキーの初打席に、球界を代表するクローザーの藤川球児との対戦を選んだ。
ここで山下が打てば、試合の流れ、球場のムードは一変するし、山下本人にもすご自信になる。たとえ打てないとしても、得られる経験値はどの場面よりも高い。
結果はファーストファウルフライ。
インコース高めのストレート。甘めのボール球だったけれど、完全に力負けだった。
でも、ファーストストライクを振りにいけたことは評価できると思う。プロ初打席で緊張もあっただろうし、次は期待できる! 明日もいい場面で使って欲しいね。
ジャビッ党が選ぶこの日の戦犯とVP
戦犯・・・山口俊・小林誠司
せっかく積み上げてきた好投も1球で台無しになる。山口にとっては厳しい結果だったけれど、2死ランナーなし、1ボール2ストライクと追い込んでおいて、あの失投はないよね。
フォーク、スライダー、フォークで追い込んだから、ストレートを1球見せておいて、フォークで三振という組み立てだったのだろう。
おそらく小林はボール球にするつもりで外角に構えたのだろうけれど、もっとしっかりボール球を要求すべきだった。
小林はストライクがどうしても欲しい場面でも、コースギリギリに構えたり、ボール球を投げさせたい場面でも、ストライクゾーンに構えていたりする。リードもそうだけれど、もう少しメリハリがあるといいよね。
VP・・・阿部慎之助
岡本の後ろにいることで、岡本へのマークを緩くしてくれいている。バッティングの調子はいい。9回に藤川から四球を取ったのもさすがだ。
明日は岩貞だからスタメンはないかもしれないけれど、ここ一番での一打を期待したい。
明日は勝つぞ!ジャイアンツ!
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