【マジック消滅】左投手に弱い巨人打線、岩貞を攻略できず零封負け

2019年09月01日

阪神-巨人 22回戦

甲子園

T 2  ―  G 0

チーム123456789R
巨人0000000000
阪神00011000X2
投手リレー
G:山口俊-高木京-大竹
T:岩貞-岩崎-ジョンソン-藤川

甲子園での勝ち越しを狙ったジャイアンツは、今村を久々に1軍昇格させ先発に起用。ショートイニングでの継投策で投手陣は2失点で防いだものの、打線がタイガース先発岩貞を崩せず、岩崎、ジョンソン、藤川と繋がれ完封リレーで、2-0で敗れた。DeNAが広島に勝ったため、ジャイアンツのマジックは消滅してしまった。

今村の起用法は「巨人式オープナー」

今日は、もともとブルペン陣で投手リレーをする「ブルペンデ―」の予定だったのだけれど、澤村が故障で登録抹消されて、ブルペンが手薄になったことから、今村の2軍から昇格させて先発させることになった。

今村は昨年後半からローテーションに定着し6勝を上げ、今年は飛躍を期待されたのだけれど、イマイチ成長の跡が見られない。それでも7月までは試合を作るピッチングができていたのだけれど、8月3日に5回5失点、そして8月9日に2回0/3で6失点し、ベンチの信頼を失い、登録抹消。先発ローテから外された。

ちなみに8月9日はあの7点差をひっくり返したスワローズ戦だ。

岡本の2HRなどで7点差を大逆転!これでノッていかなきゃ!
4回の表が終わって0-7。一方的な負け試合の展開。「今日は終わった」とほとんどの巨人ファンが思っていたはずだ。しかし坂本のホームランをきっかけにジャイアンツが逆襲、ゲレーロ、岡本の2本のホームランなどで追いつき、延長10回、亀井の犠牲フライで10-9とサヨナラ勝ちを収めた。

今日の今村は3回1/3、1失点で降板となった。先発ローテーションで回っている投手ならば、もう少し投げさせてもらえた内容だったけれど、現時点での今村はベンチから信用されていない。

4回までしか投げさせてもらえなかった8月30日の高橋優貴と同じように「いけるところまで投げて、危なくなったらすぐ交代」という方針だったのだろう。今村にとっての「いけるところまで」が3回1/3だったということ。

最近、日本ハムがメジャーにように「オープナー」という先発起用を行っている。オープナーは、抑えていても、あらかじめ予定されたイニングまでしか投げさせないけれど、ジャイアンツの場合は「いけるところまで」なので、「オープナー」とはちょっと違う。「巨人式オープナー」とでも言えばいいだろうか?

この作戦は、原監督の前回政権のときでもあったので、特に目新しいものではない。前は2番手投手を「第二先発」と称して投げさせていた。今日の試合が「第二先発方式」と違うところは、2番手の鍵谷も1イニングで下ろしてしまうところだ。

今村-鍵谷-田口-マシソン-中川のリレーで結果として、タイガース打線を2点に抑えたのだから、投手起用の作戦としては成功といっていいだろう。

ただ、今村はもっと長いイニングを投げさせてもらえるように信頼感を取り戻さなければいけないね。

左投手に対する苦手意識はCSに向けてマイナス

8月以降、ジャイアンツが1得点以下だった試合はこれで5試合目だ。

8月以降巨人が1点以下だった試合と相手先発

9月1日  阪神 岩貞 0点
8月27日 広島 ジョンソン 0点
8月25日 DeNA 今永 0点
8月23日 DeNA 東 1点
8月13日 広島 ジョンソン 1点

いずれも左ピッチャーにやられている。8月13日は1点取っているけれど、ジョンソンからではなく、2番手の菊池保からだ。

いいピッチャーとはいえ、左に同じように抑え込まれているのは、ちょっと問題だ。

ゲレーロ、陽あたりがもう少し左投手を打ってくれるといいのだけれど、2人とも調子の波が大きい選手だからなぁ。

若林、増田などを起用して足でかく乱する戦法など、ただ打つだけじゃない点の取り方を考えた方がいいかもしれない。

ジャビッ党が選ぶこの日の戦犯とVP

戦犯・・・大城卓三

リード面よりも、7回表の1死1・2塁の場面でヒットが打てなかったことだね。今日の唯一のチャンスだったからね。ここまでの大城の打撃成績は正直物足りない。とくにホームランがないんだよね。これだけ試合で使われているのだから、この時期2ケタくらい打っていてもおかしくないのだけれどね。

VP・・・阿部慎之助

昨日に続いて先発起用で唯一のマルチヒットを打った慎之助が今日のVP

マジックは消えてしまったけれど、また点灯させればいい。

来週は新潟、前橋と地方球場でドラゴンズとの対戦。新潟と群馬のファンにジャイアンツの強さをしっかりと見せつけてほしい。

絶対勝つぞ!ジャイアンツ!

試合レポート
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1975年、ジャイアンツの歴史上、唯一の最下位だった年に生まれる。
同学年の選手は高橋由伸、上原浩治、高橋尚成、井端弘和、岡島秀樹など。

生まれてからの最初の記憶が、祖父の家のテレビで観た王さんの756号という巨人ファン。1989年の近鉄との日本シリーズ、3連敗からの逆転日本一を疑わず、それが実現したことから、本格的にジャイアンツにのめり込む。

高校時代から東京ドームに通い始め、1994年には東京ドームでアルバイトをし、日本シリーズでは長嶋茂雄監督の胴上げを生で観る

大学時代に某スポーツ解析ソフトウェア会社にアルバイトとして働き始め、そのまま入職。野球とラグビーのデータ入力と解析を担当した。

2008年には年間およそ50試合ほど、東京ドーム、神宮、横浜などで観戦したが、仕事の都合上、現在は日テレG+での観戦やネット観戦が多い。

夢は東京ドームの年間シートを購入して、毎試合生観戦すること。

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