強気の投球はどこに? 序盤5失点で敗れた巨人、初回のバッテリーの配球に疑問

2019年08月23日

巨人–DeNA 17回戦

東京ドーム

G 1  ―  De 5

チーム123456789R
DeNA3200000005
巨人000000101
投手リレー
De:東ーエスコバー
G:桜井-田口ーマシソンー宮國ー澤村

初回に最悪の点の取られ方にガッカリ

いつもの、強い気持ちの投球はどこへいってしまったのか?

初回、2アウトから四球、四球、ホームラン。最悪の点の取られ方だ。しかも、打たれたのは、坂本とホームラン、打点のタイトルを争っているソトだ。いや、もう、ほんとガッカリだね。

いつもは強打者でもインコースに力強いボールを投げ込むのに、今日は変化球中心の逃げのピッチング。2アウトからロペスには、外角にカットボール、チェンジアップを連投して四球。

長打警戒するのは分からなくはないけれど、初回のランナーなしから逃げてたら勝負にならないよ。

続く4番佐野には、ロペスに投げてストライクが入らなかったコースに、同じようなボールを投げてボール先行させて、また四球。

正直、ベイスターズのこのクリーンアップの並びは楽だと思っていた。一発のあるロペス、ソトの間に、巧打者ではあるけれど大砲ではない佐野が入ってくれることで、迫力がなくなるからだ。でも、その佐野も歩かせていてはお話にならない。

そして、ソトに1ボール2ストライクから、真ん中高めに入ったストレートをホームランされる。

追い込んでおいて、そのボールはないよ。

小林は中腰でインハイに構えていたけれど、構えた時に「え、そこ要求するの?」と思った。初球も似たようなコースに構えて、高めのつり球を要求している。初球は高めに抜けてボールになった。これが、ソトをのけぞらせるようなボールだったら、また違ったのだろうけれど、悠然と見送られたからね。

で、追い込んでから、小林は同じようなコースに構えた。構えも中途半端。初球と同じようなボール球で目線を上げさせるのか、インハイズバっとで空振りを狙うのかどちらか意図が分からない。前者ならば、もう少しボールゾーンに構えなければいけないけれど、小林の構えた位置はボールゾーンだけれど微妙な高さ。

桜井は、四球を2つ出した後だ。立ち上がりだし、コントロールに不安を抱えている。そこへきて意図が不明の要求。おそらく桜井はインハイで空振りという意図で投げたのだと思う。初球のボールが高めに浮いているから、そのボールよりも少し低く投げないと打者は反応しないから、コントロールを調整しようとする。そうすると若干置きに行く感じになるよね。そして投じたボールは、桜井の意図よりも少し低く、さらに真ん中にずれて入っていった。

甘いボールを投げた桜井も悪いけれど、初回でコントロールがイマイチな投手に対して、四球のランナーを2人置いた状態で、あの組み立てをした小林の責任も大きいと思う。

インコースにストレートを投げさせるならば、ランナーなしのロペスの場面だよね。

ジャビッ党が選ぶこの日の戦犯とVP

戦犯・・・桜井俊貴&小林誠司

いつもの投げっぷりのいい投球ができなかった桜井と、それをさせられなかった小林が戦犯。キャッチャーのリードは結果論になってしまうけれど、初回のロペス、佐野、ソトへの一連の組み立ては、結果が出る前から首をかしげるリードだった。

僕は素人だから、僕の感じていることは間違っているかもしれないけれど、誰か、小林のリードのロジックを説明できる人がいたら教えてほしい。

VP・・・ゲレーロ

唯一の得点をたたき出した、ゲレーロを今日のVPに選ぼうと思う。左中間へのフェンス直撃の当たりで、クッションボールをもたついている間に3塁まで激走したのは良いけれど、続く増田のセンターフライで、タッチアップしてアウトになってしまったのはいただけない。

ノーアウト3塁で、浅いセンターフライで勝負する場面ではなかったと思う。Goさせた元木コーチが悪いのかもしれないけれど。

キャッチャー2人体制で、次の小林に代打を出せないということもあったかもしれない。小林は1死3塁で犠牲フライを打てるイメージないからな。

明日は、前回てこずったサウスポーの石田が相手。坂本キャプテンの活躍に期待したい。
絶対勝つぞ!ジャイアンツ!

試合レポート
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1975年、ジャイアンツの歴史上、唯一の最下位だった年に生まれる。
同学年の選手は高橋由伸、上原浩治、高橋尚成、井端弘和、岡島秀樹など。

生まれてからの最初の記憶が、祖父の家のテレビで観た王さんの756号という巨人ファン。1989年の近鉄との日本シリーズ、3連敗からの逆転日本一を疑わず、それが実現したことから、本格的にジャイアンツにのめり込む。

高校時代から東京ドームに通い始め、1994年には東京ドームでアルバイトをし、日本シリーズでは長嶋茂雄監督の胴上げを生で観る

大学時代に某スポーツ解析ソフトウェア会社にアルバイトとして働き始め、そのまま入職。野球とラグビーのデータ入力と解析を担当した。

2008年には年間およそ50試合ほど、東京ドーム、神宮、横浜などで観戦したが、仕事の都合上、現在は日テレG+での観戦やネット観戦が多い。

夢は東京ドームの年間シートを購入して、毎試合生観戦すること。

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コメント

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