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CSファイナルに阪神が進出!投手を使えば使うほど強い、鉄壁の継投策の攻略法は?

満身創痍だけど勝ち方を覚えてきたタイガース

セ・リーグのクライマックスシリーズはファーストステージで3位の阪神タイガースが、2位のDeNAベイスターズを2勝1敗で下し、明日から始まるファイナルステージへ進出した。

タイガースはレギュラーシーズン終盤の6連勝の勢いで一気に勝ち上がってきた感じ。ただ、チームとしては、全力で走り続けているから結構疲労の度合いも高いのではないかと思う。

実際問題として、エースの西が9月28日のベイスターズ戦で負傷。今のところ登板のメドは立っていない(という情報)。また、夫人の出産に立ち会うために帰国中のジョンソンもCSに間に合うかどうかは微妙。少なくとも1戦目、2戦目の登板はないだろう。

先発、中継ぎの中心投手を欠いたタイガースは、ブルペン陣にさらに負担がかかる。

打線では糸井もいないし、戦力的に万全ではないタイガースだけれど、ここへきて、チームが勝ち方を覚えてきたみたいだ。

毎日がオープナー? 継投策がタイガースの強み

今年の阪神は、投高打低の守備型チームだ。でも、夏場まではこの「打低」をなんとかしようと、大山4番にこだわったり、ソラーテを獲得してショートやセカンドの守備に就かせたりした。

でも、9月下旬の3位争いのなかで、自チームの強みを生かした戦術に舵を切る。「投高」とくに選手層の厚いブルペン陣をフル稼働させることで勝ち星を積み重ねた。

相手チームより起用する投手が多いのに勝てる怪

下の表は、9月21日からレギュラーシーズン終了までの6連勝とCSファーストステージでの阪神の投手起用の数字だ。

日付対戦勝敗先発先発
投球回
先発投手
失点
阪神
起用投手数
相手チーム
起用投手数
9.21C西8222
9.22DB望月3 2/3074
9.24G青柳4054
9.28DB西5053
9.29D高橋遥※1 2/3075
9.30D青柳5065
10.5(CS)DB西0/3385
10.6(CS)DB青柳4356
10.7(CS)DB高橋遥3057

※9月29日の先発はメッセンジャーだが、引退試合で1/3回で降板しているため、二番手の高橋遥を実質的な先発としてカウントしている。

9月21日は西が8回を投げ、9回に守護神・藤川へと繋げる王道パターンだけれど、9月22日から30日までの5連勝は、先発が長くても5回までで、無失点に抑えているにも関わらず、さっさと交代させてしまっている。

9月22日からCSの初戦を含めた6試合は、すべて相手チームよりも多くの投手をつぎ込んで勝利している。これはちょっと驚くべきことだと思う。

一般的には、投入する投手の数が少ない方が試合を有利に進められて、勝率も高いはずだ。でもタイガースの場合は真逆なのだ。

これは、2番手以降のブルペン陣に力のある投手が多いからできる戦術だ。いってみれば、毎日がオープナーみたいなもの。

この状態でレギュラーシーズンを終了したものだから、ブルペン陣は調整方法もこなれているだろうし、ベンチも投手陣の調子の把握や交代のタイミングのリズム的なものを掴んでいる。

このタイガースの投手起用に惑わされて、ベイスターズはエースの今永を中継ぎ起用するなど、わけのわからない戦術を採用したものだから、敗退してしまったと言える。

先発攻略か継投の隙を突くのが勝利のカギ

では、ジャイアンツはどうやってこのタイガースに勝っていくのか?

攻略法1:速攻で先発を攻略せよ

9月22日から30日までは、阪神の先発は1点も失っていない。阪神の先発陣は、西、青柳、高橋遥と低めにボールを集めて、打ち取るいわゆる「打たせて取る」ピッチャーが多い。

打者は1巡目、2巡目くらいまでは打たされてしまい、3巡目あたりにようやく慣れてきてランナーがたまってくるという傾向だ。でも、今の阪神の戦術では、打者の目が慣れてきたころにはもう先発投手はマウンドにいない。

1巡目から先発投手に対して得点を奪わなければならない。

基本は逆方向へのバッティングだ。

ジャイアンツは軟投派のピッチャーは決して苦手ではない。でも、追い込まれるまでは「自分のスイング」をしていては相手の術中にはまってしまう。イメージは逆方向へのホームランだ。坂本、丸、岡本はそれができるので、ぜひ実践してほしい。

攻略法2:継投の隙、不調の投手を徹底的に叩け!

レギュラーシーズン最後のタイガースブルペン陣は、安定した投球を見せてきた。毎試合登板があるから、ブルペンの準備も慣れているだろうし、試合間隔も適度に空いているので、肉体的な疲労もそれほどないかもしれない。

でも、精神的には相当疲弊していると思う。

なにせ、1つ負けたらシーズン終了という試合をずっと続けてきたのだ。気が張っているときはいいけれど、緊張の糸が切れれば、一気に崩せる可能性は高い。

ジャイアンツもスコアラーがブルペン陣を分析しているはずだし、この終盤に登板してきた投手のデータは揃っているはず。

そして、継投には必ず隙がある。登板する投手全員が絶好調なんてことはほとんどない。たいてい1人や2人は調子がわるかったりするものだ。その調子が悪い投手に連打を浴びせてしまえば、次の試合からも使いにくくなるし、そうすることでブルペンの駒を一つ減らすこともできる。

逆に調子が悪かったけれど抑えられた、なんてことになると、シリーズを通して苦労することになりそうだ。

初戦の望月攻略が2戦目以降のカギ

明日の初戦の先発はジャイアンツが山口俊、タイガースは2年目の望月だ。

望月はストレートに力があるピッチャーで、青柳や高橋遥といった「打たせて取る」タイプのピッチャーとは違うタイプだ。

おそらくタイガースバッテリーは、初戦で望月にストレートでインコースをばんばん突かせると思う。

ジャイアンツ打線にインコースを強く意識させることができれば、2戦目以降の「打たせて取る」タイプのピッチャーの外角の変化球がさらに生きてくるからだ。

幸い、坂本も丸も岡本も、そして亀井も大城もインコースには強いバッターだ。

インコースの厳しいボールをしっかり見極めて、少し甘くなったボールをしっかり打ち返したい。強引に引っ張るのではなく、センター返しの意識で、バックスクリーンに放り込むようなイメージだ。

ジャイアンツ打線が望月のインコースを打ち崩すことができれば、タイガースバッテリーは2戦目以降にインコースを使いにくくなる。

できれば、序盤にペースをつかんで、初戦を大勝して、一気に3連勝したい!

絶対勝つぞ!ジャイアンツ!

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