北村、湯浅の活躍で勝ち越すも、追いつかれドロー。支配下が遠のいたディプラン、鍬原、パーラ、モタに大きな課題が見えた。

右方向へ長打を放つ北村と湯浅

2020年03月08日

阪神-巨人OP戦

甲子園球場

T 4  ―  G 4

チーム123456789R
巨人0000100304
阪神1000200104
投手リレー
G:ディプラン(5回3失)-鍬原(4回1失)
T:青柳(5回1失)-岩貞(2回0失)-小野(1回3失)-守屋(1回0失)

こんにちは、ジャビッ党のかめうさぎです。
昨日のオープン戦はYouTubeで、配球を入力しながら実況配信をしてみたのですが、なかなかむずかしいですね。

ジャイアンツは2月23日以来勝ち星に恵まれず、3月はこの日まで、3敗2分。この日も引き分けで、3月は目下3敗3分でオープン戦最下位です。
オープン戦とは言え、最下位というのはちょっと嫌な気分ですね。

でも、オープン戦は勝ち負けよりも内容。
この日の注目選手の出来を評価してみました。

ディプラン、鍬原の先発ローテ入りは厳しい

ジャイアンツの開幕ローテーションは、菅野、サンチェス、戸郷、桜井、田口、高橋優の6人が濃厚ですが、この日登板したディプランと鍬原の出来次第では、ひっくり返る可能性がありました。しかし、投球内容を見る限り、2人の先発ローテーション入りはなさそうです。

四死球は1つでもコントロールが課題のディプラン

140キロ台後半の動くストレートが特徴的なディプランですが、この日はコントロールが悪かったです。
ストレートはボール球に、スライダーは甘いところに入っていく感じでした。

四球は1つだけだったものの、キャッチャーの構えとぜんぜん違うところにボールが行ってしまうので、先発を任せるにはちょっと怖いですね。この日は5回3失点でしたが、広島やDeNA、ヤクルトが相手だったら、もっと失点していてもおかしくありません。

また、クイックもあまり速くはなさそうです。支配下登録は見送るべきだと思います。

鍬原はスタミナが課題!?

4回を3安打1失点に抑えた鍬原ですが、こちらも数字以上に内容が良くなかった気がします。
シンカーは良かったのですが、ストレートとスライダーがイマイチだったように思いました。

また、3イニング目から、ストレートの球速がガクっと落ちたみたいで、スタミナ面でも課題がありそうです。

2軍で先発を続けて、投げるスタミナをつけてから1軍に上がった方がいいかもしれません。

パーラは対左、モタは守備

首の寝違えで休んでいたパーラですが、今日は5回から出場し、3打数1安打1打点。ライト線に2塁打を打っています。
3の1ですから、数字としてはいいのですが、5回の2塁打は阪神バッテリーが、得意なコースを探っていたので打てたという感じです。インコースが強いというデータがあって、それを検証していたような感じがします。

むしろ、7回の岩貞との対戦の方が気になりました。
左投手の外角のスライダーがまるで打てそうもなかったのです。メジャーでも対左は苦手だったようで、日本でも結構てこずるかもしれません。

スライダーが打てないことが判明したモタですが、打つ方よりも守備の方が問題だと思います。

昨日は目に見えるエラーで投手の足を引っ張りましたが、数字なかなか出てこない守備力のなさが、投手陣の足を明らかにひっぱっています。
この日もあったのですが、モタは守備がそこそこ上手い外野手ならば取れそうなフライに追いつけません。

本来ならばアウトになる打球が、2塁打、3塁打になってしまうので、投手にしてみればたまったものではありません。

北村&湯浅が開幕スタメンへ猛アピール

この日はスタメンで9番に入った北村が、2安打2四球の活躍で、開幕スタメンを大いにアピールしました。
開幕戦は、左の今永が先発なので、ファーストは右打者がスタメンに名を連ねる可能性が高いです。

ベテランの中島が好調で、開幕スタメンの有力候補なのですが、今日の北村の活躍で、まだまだ分からないという感じです。
北村は、実績では中島にかないませんが、将来性なども考慮すると、実力が拮抗していれば北村の方がチャンスです。

中島は代打の切り札として置いておきたいというベンチの思惑もありそうなので、北村にはどんどんアピールしていってほしいものです。

セカンドは吉川尚輝でほぼ決まりそうな感じですが、オープン戦でここまで.538と結果を残し続けている湯浅。
山本、若林らが結果を残せない中での活躍は、開幕1軍をぐっと近づけたと言えます。

吉川尚輝の状態次第では、ワンチャン、開幕スタメンもあるかもしれません。

3月8日の試合のヒットとその配球を動画にまとめました。

北村、湯浅らが活躍、ジャイアンツ打線の全ヒット(配球付き)で大公開!【3.9巨人-阪神 オープン戦ダイジェスト】
試合レポート
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1975年、ジャイアンツの歴史上、唯一の最下位だった年に生まれる。
同学年の選手は高橋由伸、上原浩治、高橋尚成、井端弘和、岡島秀樹など。

生まれてからの最初の記憶が、祖父の家のテレビで観た王さんの756号という巨人ファン。1989年の近鉄との日本シリーズ、3連敗からの逆転日本一を疑わず、それが実現したことから、本格的にジャイアンツにのめり込む。

高校時代から東京ドームに通い始め、1994年には東京ドームでアルバイトをし、日本シリーズでは長嶋茂雄監督の胴上げを生で観る

大学時代に某スポーツ解析ソフトウェア会社にアルバイトとして働き始め、そのまま入職。野球とラグビーのデータ入力と解析を担当した。

2008年には年間およそ50試合ほど、東京ドーム、神宮、横浜などで観戦したが、仕事の都合上、現在は日テレG+での観戦やネット観戦が多い。

夢は東京ドームの年間シートを購入して、毎試合生観戦すること。

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