脇谷亮太・杉内俊哉・西村健太朗が引退、寺内崇幸が戦力外、そして大好きな矢野謙次も

背番号18 杉内俊哉 選手を語る

松坂世代をはじめかつての主力選手が続々引退

今シーズンは1980年生まれのいわゆる松坂世代が続々と引退していく。
ジャイアンツの杉内俊哉、村田修一(BC栃木)、後藤武敏(DeNA)、小谷野栄一(オリックス)、そして矢野謙次(日本ハム)。

2000年代のプロ野球を盛り上げた黄金世代もアラフォーになり、残った現役選手はわずかだ。

松坂世代で引退していない選手(2018.10.3現在)

  • 松坂大輔(中日)
  • 工藤隆人(中日)
  • 藤川球児(阪神)
  • 永川勝浩(広島)
  • 館山昌平(ヤクルト)
  • 和田毅(ソフトバンク)
  • 久保裕也(楽天)
  • 渡辺直人(楽天)
  • 實松一成(日本ハム)
  • 久保康友(米独立リーグ)

わずかって書いたけれど、思ったよりも結構残ってるな。これから、戦力外通告を受けたり、引退発表する選手もいるだろうから、2019シーズンに現役でいる選手はもっと少ないだろう。

松坂世代以外でも、中日の岩瀬や荒木、浅尾、広島の新井、西武の松井稼頭央、ソフトバンク本多など、チームの主力だった選手が続々と引退を発表している。

巨人投手陣では3連覇の左腕エース杉内とリリーフエース西村が引退

杉内と言えば、移籍1年目の9回2アウトまで完全試合で、最後に四球を出してノーヒットノーランとなった試合が印象深い。股関節手術後、肩も痛めて、結局2015年を最後に1軍のマウンドに戻ってくることができなかったのが残念。最後に1軍で投げさせてあげたかったと思う。

西村健太朗は7月に2軍で登板してから投げていなかったけど、肩を故障していたとは思わなかった。150kmの真っすぐとシュート、フォークを武器に、先発でも中継ぎでも抑えでもどこでも任せられた。困ったときの健太朗っていう感じだった。健太朗は、引退試合なり、セレモニーを用意してほしいものだ。

直球とスライダーとチェンジアップの3つの球種で2156個の三振を奪った杉内

直球とスライダーとチェンジアップの3つの球種で2156個の三振を奪った杉内(photo の さん)

宮崎キャンプ、木の花ドームでシャドーピッチングをする西村健太朗。今年は1軍で雄姿を見られなかった。

宮崎キャンプ、木の花ドームでシャドーピッチングをする西村健太朗。今年は1軍で雄姿を見られなかった。

脇谷、寺内はまだできる…が世代交代の波に呑まれる

片岡の人的補償で西武へ移籍したが、由伸監督就任と同時にFAで戻ってきた脇谷亮太。個人的に印象深かったのは、2007年の9月、優勝争いのさなかに中日戦で放った逆転ホームランだ。当時、ライトスタンドで応援していて、脇谷の打った打球が、こちらに向かってきたのを今でもはっきり覚えている。巨人復帰後の脇谷は、目立った活躍はなかったけれど、うまく起用すれば左の代打として、あと数年は活躍の場があったと思う。

寺内の内野守備、右打ち、バントなどの技術は、まだまだ巨人の野手の中でもトップレベルだと思う。今シーズンは、坂本や吉川尚輝がケガで離脱したときも1軍に呼ばれなかった。田中俊太や山本などの若手を起用するチームの方針もあるだろうし、北村や若林など若い内野手が増えたこともあり、戦力外となってしまった。でも、個人的にはまだ必要な戦力だと思っている。夏場の戦いでは、内野のバックアップとしてベンチに入れておけば、活躍してくれたのではないかと思う。もし現役を続けるのであれば、他球団で頑張ってほしい。

原監督時代は、寺内崇幸、木村拓也、古城茂幸らとセカンドのレギュラーを競った脇谷。

原監督時代は、寺内崇幸、木村拓也、古城茂幸らとセカンドのレギュラーを競った脇谷。(photo takiさん)

日本シリーズで田中将大から打ったホームランが印象的。ぴょんぴょん跳ねるように走る寺内崇幸が好きだった。

日本シリーズで田中将大から打ったホームランが印象的。ぴょんぴょん跳ねるように走る寺内崇幸が好きだった。(photo の さん)

でも、世代交代のために村田修一を戦力外にしたのだから、脇谷や寺内が巨人のユニフォームを脱がなければいけないのも仕方ないのかもしれない。
脇谷や寺内が抜ける分、吉川尚輝や田中俊太にはしっかりと成績を残す責任があるだろう。

個人的には、大好きだった矢野謙次の引退がさみしい

2015年シーズン途中で北海道日本ハムファイターズにトレード出された、矢野謙次の引退も個人的にはさみしさを感じる。
矢野の初球からどんどん振りに行くバッティングスタイルが大好きだった。守備も悪くなかったし、足だって遅くなかった。ほかのチームだったらレギュラーを伺えた実力を持っていたけれど、当時のジャイアンツの外野陣は、高橋由伸、清水隆行、谷佳知、亀井義行、長野久義、松本哲也、鈴木尚広、アレックス・ラミレスらがおり、レギュラー奪取まではいかなかった。

代打1打席の集中力は、今の若手にも見習ってほしいものだ。
あとは、応援歌も盛り上がって楽しかった。また、あの応援歌をライトスタンドで歌いたかった。
2019年の日ハムとのオープン戦で引退試合やってくれないかなぁ。

矢野謙次は初球から積極的に打っていくので、盛り上がる応援歌を最後まで歌えないことも多かった。

矢野謙次は初球から積極的に打っていくので、盛り上がる応援歌を最後まで歌えないことも多かった。(photo nobuさん)

この後も戦力外や引退でユニフォームを脱ぐ選手は出てくると思う。
彼らには「お疲れ様でした」と言ってあげたい。

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1975年、ジャイアンツの歴史上、唯一の最下位だった年に生まれる。
同学年の選手は高橋由伸、上原浩治、高橋尚成、井端弘和、岡島秀樹など。

生まれてからの最初の記憶が、祖父の家のテレビで観た王さんの756号という巨人ファン。1989年の近鉄との日本シリーズ、3連敗からの逆転日本一を疑わず、それが実現したことから、本格的にジャイアンツにのめり込む。

高校時代から東京ドームに通い始め、1994年には東京ドームでアルバイトをし、日本シリーズでは長嶋茂雄監督の胴上げを生で観る

大学時代に某スポーツ解析ソフトウェア会社にアルバイトとして働き始め、そのまま入職。野球とラグビーのデータ入力と解析を担当した。

2008年には年間およそ50試合ほど、東京ドーム、神宮、横浜などで観戦したが、仕事の都合上、現在は日テレG+での観戦やネット観戦が多い。

夢は東京ドームの年間シートを購入して、毎試合生観戦すること。

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コメント

  1. ソナタ より:

    本当に選手の皆さんお疲れ様でした。昨日いきなり、由伸監督が辞任表明。みんなのセレモニーをやって欲しいですね。

    • かめ うさぎ より:

      由伸監督の辞任については、また、まとめますね~。

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