大城卓三がレギュラーを奪えば巨人の得点力は年間50点アップする!

大城卓三 選手を語る

2月24日の北海道日本ハムとのオープン戦で、途中出場の大城卓三が2打席目に逆転3ランホームランを放ち、正捕手争いに名乗りを上げた。
宮崎春季キャンプは2軍スタートだった大城。彼の立ち位置は、炭谷銀仁朗、小林誠司、阿部慎之助に続く、第四捕手で開幕1軍に残れるかのボーダーラインに立っていた。
しかしここにきて、バッティングで猛アピール。課題の守備も、8回には杉谷の盗塁を阻止するなど連日の特守で着実に技術を磨いている。

果たして開幕戦で菅野とバッテリーを組むのは誰になるのか? そして2019シーズンの主戦捕手は誰になるのか?

大城が昨シーズンと同程度の出場ならば巨人の優勝はない!

ルーキーイヤーだった2018年の大城卓三は、1年間1度も2軍に降格することなく1軍に帯同し、83試合に出場。
202打席で4本塁打17打点、打率.265の成績を残した。

今年も同じくらいの試合に出場すれば、打率、ホームラン、打点のいずれも上回れる成績を残すのではないかと思う。
けれども、もし、大城が昨年と同じ程度の出場試合数だったら、ジャイアンツの優勝はないと言える。

2018シーズン、大城はスタメンマスクを被る日もあるにはあったが、
どちらかというと、試合後半に代打で出場し、そのままマスクを被るというシーンが多かった。

つまり、負けている試合を追いかけるために大城の打力が必要だったわけだ。

順当にいけば、2019シーズンのジャイアンツの正捕手は、小林か炭谷だ。
阿部慎之助に関しては、基本的には代打の切り札、ここぞでの捕手起用という使い方になるだろう。
3連戦のうち1試合を大城に任せるといった起用法であれば、2018シーズン程度の出場機会を得られるのだけれど、
おそらく原監督はそういう使い方はしない。

とすると、必然的に
大城の出場試合が増える=中盤まで負けている試合が多い。
ということなる。

勝っている試合であれば、守り切ってくれればいいわけだから、当然打力よりも守備力重視の捕手起用になる。
ジャイアンツが優勝に近づくということは、それだけ大城の出場機会が減るということになるのだ。

大城がレギュラーなら単純計算で+58点

大城の出場機会が激減すれば、ジャイアンツは優勝に近づくと言えるわけだが、
反対に大城の出場機会が激増することによって、ジャイアンツが優勝というパターンもある。

出場機会激増=レギュラー獲得である。

大城がレギュラーキャッチャーとして出場すれば、巨人の攻撃力は大幅にアップする。
もし、大城が昨年の小林と同じ打席数を与えられたらどうだろうか?

小林誠司の2018シーズン成績
313打席 265打数 58安打 本塁打2 打点26 打率.219
もし2019シーズン大城が小林と同じ打席数だったら?(予測)
313打席 287打数 84安打 本塁打12 打点52 打率.293

大城の成績は、昨年の打席数から換算して、ヒット数は10%増で計算してみた。
ホームランは代打起用よりもスタメンの方が打てる確率は上がると思うので、換算数×2にした。
おそらく大城がレギュラーキャッチャーであれば、7番か6番、ひょっとしたら5番という起用もあるかもしれないので、打点も換算数×2。

これだけで単純に、得点力は26点アップする。

それだけではない。大城をレギュラー捕手で起用することで、8番打者をチャレンジ枠として使える。
かつて坂本勇人がレギュラーを獲った時のように、和田恋や松原といった若手を我慢して使えるのだ。

そしてそれまでピッチャーと同程度しか打たない安パイだった8番が強力になり、下位打線全体で厚みが増す。
おそらく、7番、8番の打点はプラス12~15点、9番の投手のところの打点だって5点くらい上積みできるはずだ。
単純に26+15+12+5=58で58点の得点力アップである。

5番以降に置いておきたい左の強打者・大城

今年のジャイアンツの打線では、2番に丸を置くというのが現段階での原監督の構想だ。
1番でセカンド吉川尚輝を起用すると、3番以降は全員右打者というラインナップになってしまう可能性がある。

それではあまりにもバランスが悪いので、亀井あたりをスタメンに起用するかもしれないが、
亀井は左の代打としてベンチに置いておきたい駒。
ベテランの亀井が今年も規定打席に到達するようだと、ジャイアンツはやはり苦しい。

となれば、やはり大城だ。
大城の打力は中軸クラスの力があると僕は思っている。
ビヤヌエバが外れだったならば1塁起用でもいいくらいだ。

原監督はこれからオープン戦で大城を1塁で起用するオプションを試しそうな気がする。

キャッチャーにしろファーストにしろ、いずれにしても、大城をスタメンで起用するべきだと思う。
それにはとにかくオープン戦で打ちまくること。
侍Japan代表の小林誠司、FA移籍の炭谷銀仁朗、かつての巨人の顔・阿部慎之助からレギュラーを奪おうというのだから、中途半端な打撃成績では開幕スタメンはおぼつかない。

3月のオープン戦(シアトル・マリナーズ戦含む)は17試合。
大城に与えられる打席は1試合2~3打席程度と考えて、40打席。
そのうち15%の6打席が四球や犠飛など打数に含まれないものと考えると34打数。
ノルマはヒット11本(打率.324)、本塁打3本。
他のキャッチャーも打ちまくれば別だけれども、これだけ圧倒的な成績を残すことができれば開幕スタメンは掴めるはずだ!

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1975年、ジャイアンツの歴史上、唯一の最下位だった年に生まれる。
同学年の選手は高橋由伸、上原浩治、高橋尚成、井端弘和、岡島秀樹など。

生まれてからの最初の記憶が、祖父の家のテレビで観た王さんの756号という巨人ファン。1989年の近鉄との日本シリーズ、3連敗からの逆転日本一を疑わず、それが実現したことから、本格的にジャイアンツにのめり込む。

高校時代から東京ドームに通い始め、1994年には東京ドームでアルバイトをし、日本シリーズでは長嶋茂雄監督の胴上げを生で観る

大学時代に某スポーツ解析ソフトウェア会社にアルバイトとして働き始め、そのまま入職。野球とラグビーのデータ入力と解析を担当した。

2008年には年間およそ50試合ほど、東京ドーム、神宮、横浜などで観戦したが、仕事の都合上、現在は日テレG+での観戦やネット観戦が多い。

夢は東京ドームの年間シートを購入して、毎試合生観戦すること。

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