寺内崇幸

ジャイアンツ自力優勝消滅。マツダスタジアムで勝てない巨人の今後の戦い方は?

7連勝で貯金生活に入ったジャイアンツ。勢い込んで広島に乗り込んだものの、返り討ちで3連敗。再び借金生活に戻るとともに、自力優勝まで消滅してしまった。巨人はこれからどうるするのさ?

セ・リーグの火を消したジャイアンツ

まずは、巨人ファンのひとりとして、広島ファン以外のセ・リーグの各チームのファンにお詫びします。

広島に3連敗してごめんなさい。

もう、広島は独走体制に入った。
ジャイアンツは先発の柱2本をぶつけたけど勝てなかった。セ・リーグを見事に盛り下げてしまった。
あとは阪神、DeNA、中日、ヤクルトの奮起に期待するしかないといった感じ。あとはよろしくお願いします。

負け方も最悪だったマツダスタジアムの3連戦

初戦は先発No.2の山口俊を立てて挑むが序盤に7失点であっという間にKO。打線が奮起して、同点。延長戦に4番のホームランで勝ち越すものの、その裏に逆転2ランを打たれてサヨナラ負け。

今シーズン1番の勝負どころだったと思う。

翌日は満を持してエース菅野を投入。ところが菅野の調子が良くなかった。自慢のコントロールが乱れた上に、ボールのキレもイマイチ。

前日の敗戦もあり、この試合は絶対に負けられないという重圧もあったと思う。
尋常でない暑さとカープの粘りに体力が奪われる。
そして、マツダスタジアムのカープファンの応援。

菅野をもってしてもカープ打線を抑えることができなかった。

3戦目は序盤に6点をリード。
今村も上々の立ち上がりを見せるが、バティスタにソロホームランを打たれてから流れが変わる。5回にはすでにバテバテで、制球は乱れてあっというまに1点差。こうなるとカープ打線は止められない。

交代した野上が初球にホームランを打たれて、あっさり同点。
同点で投入した上原が丸にこの日2本目のホームランを打たれてジ・エンド。
1戦目と逆パターン。

もう、マツダスタジアムで勝てる気がしない。

マツダスタジアムは奇策しかない

ではこれからジャイアンツはどう戦っていけばよいのか?

現在、長期ロード中のジャイアンツ。夏の長期ロードは甲子園を明け渡す阪神が有名だけれど、都市対抗で東京ドームを明け渡しているジャイアンツも、この時期しんどい。

特に投手陣。マツダスタジアムでのゲームを観てもわかるように、暑さでいつも以上にスタミナを消費する。先発陣が早めに交代するケースも多くなるので、ブルペンもローテーションを組んで、休ませる投手を作ったり、登録メンバーを入れ替えるなどの対策が必要だ。

マツダスタジアムの広島戦以外は正攻法で3連戦を勝ち越していく。2勝1敗ペースで8月は貯金を増やしていきたい。

鬼門のマツダスタジアムは、3連敗を覚悟して、ダメ元で思い切った奇策をつくしかないだろう。

例えば、先発に左の中川を立てて、ランナーを出そうが出すまいが、丸の打席まで。4番の鈴木から野上にロングリリーフさせるとか。

地元広陵出身の西村健太朗を先発で4イニングくらい投げさせて、第2先発で広島新庄出身の田口を登板させて、セットアッパーで広陵出身の左腕、吉川光夫を起用。キャッチャーも広陵出身の小林、一塁コーチも広陵出身の二岡にして、広島ファンを少し味方につけるとか。

投手陣は菅野でさえマツダスタジアムの雰囲気に呑み込まれてしまうので、先発はヤングマンやメルセデスといった外国人投手の方がいいかもしれない。2軍で結果を残している高田萌生を思い切って起用してみても面白い。

攻撃のキーマンは吉川尚輝

打撃陣をみると中軸のマギー、岡本が好調なだけに、1、2番の出塁率が重要だ。現在は長野が1番を務めているが、安定感がイマイチ。かつてのような脚力もないので、やはり6番あたりに置きたい。

思い切って吉川尚輝を1番で起用してみてほしいところだ。
広島3連戦で打ちまくった吉川尚輝の打撃は今シーズンで一番良い。これがいつまで続くかはわからないけれど、制約の多い2番よりも1番でのびのび打たせた方が良いと思う。ジャビッ党では前から言っているが吉川尚輝は2番適性があまりないのだから。

外野手で言えば陽が使いにくい。打つ時は固め打ちなんだけれど、ダメな時はまるで打てない。ならば好調の石川慎吾に数試合先発を任せてもいいと思う。

石川慎吾と吉川尚輝

吉川尚輝を1番で、石川慎吾をスタメンで起用したら面白い【photo 山内信一さん】

セカンドは田中俊太に経験を積ませつつ、ベテランを起用

広島戦ではマズい守備がいくつかあった田中俊太。でもここで引っ込めては成長しない。

仁志敏久

長嶋巨人を支えた仁志。彼以来セカンドのレギュラーは不在となったままだ。【Photo ヒーハーさん】

1996年、後にセカンドでゴールデングラブを獲る守備の名手なった仁志敏久はルーキーだった。この年は主にサードで起用され、6月に甲子園でサードゴロをトンネルし痛恨のサヨナラエラーをしてしまう。しかし長嶋監督は翌日以降も先発で仁志を起用し続けた。この年、巨人は11.5ゲーム差をひっくり返して優勝。いわゆるメイクドラマのシーズンだ。

今の田中俊太は打撃も低調気味で、守備にも影響していかもしれないが、使い続けることでこの後上向いてくるはずだ。

終盤にどうしても1点を守りたい時は、頼れるベテランをスーパーサブとして1軍に上げたい。

寺内崇幸だ。先日のイースタンリーグで久々の実戦復帰。2試合で6打数3安打で打撃も好調そうだ。バントやエンドランといった小技もできるし、田中将大や前田健太といった好投手からホームランを打つ大物食いでもある。

ベテランの寺内をバックアップメンバーとしてベンチに置くことで、内野がピリッと締まるのではないかと思う。

寺内崇幸

スーパーサブとして寺内の力が必要だ【photo 山内信一さん】

24日からのヤクルト3連戦を乗り越えれば、久々の東京ドームに戻れるジャイアンツ。悪くても2勝1敗で、マツダスタジアムでの悪夢を振り払ってほしい。

“ジャイアンツ自力優勝消滅。マツダスタジアムで勝てない巨人の今後の戦い方は?” への3件のフィードバック

  1. ソナタ より:

    うーん…
    水野と週間ジャイアンツで奇策しか無いのでは?と言ってましたね。
    先発にデータ少な目の投手を持ってきて、4回辺りから菅野や山口に流させるという…
    正直、マツダスタジアムでどうやって広島に勝つのか見えません。
    3戦目も6点もリードあったのに負けましたし…

    • かめ うさぎ より:

      水野さんも奇策って言ってたんですね。正直お手上げ状態ですよね。あとは、広島戦だけ中日からガルシア借りますか(笑)

  2. […] ジャビッ党ではジャイアンツ自力優勝消滅。マツダスタジアムで勝てない巨人の今後の戦い方は?や吉川尚輝が新人王を獲るためにすべき3つのことのなど記事で、吉川尚輝の1番起用を […]

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