6連勝で貯金1も、キャプテン坂本は長期離脱の可能性も

脇谷 巨人を語る

オールスター戦を挟んで6連勝を飾ったジャイアンツ。久々の貯金生活に突入したものの、この試合前、キャプテンの坂本勇人が左わき腹を痛めて登録抹消となってしまった。これから広島を追いかけなければいけないという時に、攻守の要である坂本の離脱はとてつもなく痛い。わき腹は長引く可能性もある故障だけに、夏場は坂本抜きでの戦いを考えていかなければならない。

ショート吉川尚輝で、今年もセカンド問題が・・・

まずは、ショートのポジションを誰が守るかだが、吉川尚輝でよいだろう。
吉川尚輝にとって、ショートはアマチュア時代に守っていた、いわば本職だ。グラブさばきなどは、まだまだ雑な面はあるけれど、守備範囲も広いので、そつなくこなしてくれるはずだ。

問題は吉川尚輝をショートに回した後のセカンドを誰にするかだ。

攻撃力重視なら中井大介

坂本が登録抹消された7月17日の阪神戦では、セカンドで中井を起用した。
中井は2013年に故障で離脱するまで、打率.324をキープし、セカンドのレギュラーを奪いかけた実績もある。昨シーズンはキャリアハイの90試合に出場。ここぞの長打もあり、攻撃力の面からすれば中井のセカンドはありかもしれない。でも、今シーズンの打率は2割ちょい。守備範囲も狭いので、全体的に見るとちょっとなぁ~。

中井大介

守備・機動力なら田中俊太

ジャビッ党が応援している田中俊太はどうだろうか?
田中俊太はセカンドが本職で、守備面は問題ない。2番の適性もある。ただ、現状の打率が.209。機動力もあるので、1番吉川尚輝、2番田中俊太のコンビは面白いと思う。
ただ、吉川尚輝が.222なので、打率2割程度の打者が打線に2人というのは、ちょっと弱すぎるかなぁ。

田中俊太

貢献度でのご褒美なら吉川大機

代走・守備固めの吉川大機のスタメン起用はどうだろう?
終盤に代走や守備固めで起用されることの多い吉川大機。ここまでの貢献度は小さくないと思うので、ご褒美的にスタメンチャンスを上げてもいいかもしれない。意気に感じて、好結果を生むことがあるかもしれない。ただ、17日の阪神戦では、ショートの守備固めとして出場したが、9回の守備でちょっとまずいプレーを見せてしまった。使うならセカンドの方がいいような気もする。

吉川大機

北村拓己の未知の力に期待

坂本に代わって1軍登録したルーキーの北村はどうだろうか?
春のキャンプ、オープン戦を見た限りでは、守備・攻撃面でもまだ力不足だと感じたけれど、ここで1軍に上げてきたのだから、状態も良いのだろう。

せっかく1軍に上げてきたのだから、即スタメンで使うくらいチャンスをあげてもいいのかもしれない。その日結果を出せれば次の日も使う、ダメなら2軍に落とすくらいの気持ちで思い切って使ってほしい。意外とチャンスをモノにするかもしれない。

北村拓己

2軍から二遊間を上げてみる

北村をスタメンで使うつもりがないのならば、別の選手を2軍から上げてスタメン起用するべきだ。

好守のバランスなら山本泰寛

ショートでの安定感ならば、山本泰寛を使うべきだ。守備も安定しているし、打撃でもパンチ力がある。上位打線を打てる力はないけれど、7番・8番あたりならばいい仕事はしてくれるはずだ。2番・セカンドに吉川尚輝か田中俊太をそのまま置けるのもメリットだ。右打者なので、山本を起用するならば状態のよくない陽岱鋼を下げて、代わりに左の外野手を入れたい。立岡あたりが良いのだけれど、7月15日に抹消したばかり。重信にチャンスを上げるのもありかもしれない。

山本泰寛

Photo 山内信一さん

攻撃力なら辻東倫

打線のバランスを考えると、左を1枚入れたい。ならばセカンド・辻でどうだろう。2軍では打率3割をキープしており、右投手が先発の時に起用しても面白い。このところファースト・サードの起用が多いので、守備面にいささか不安はあるけれど、攻撃力重視ならば、投手の右左で、中井と併用するばいいだろう。

辻東倫

困ったらベテラン、脇谷亮太

チームのピンチを救うのは経験値のあるベテランだ。勝負強いバッティングで代打でも使える脇谷亮太だ。2軍の成績は打率.276とパッとしないのだけれど、1軍でも2軍でもそれほど変わらない成績が残せるはず。

脇谷亮太

禁じ手はセカンド・マギー

昨シーズン後半のオーダー、セカンド・マギー。坂本の抜けた攻撃力を補うならば、ファースト・阿部慎之助、サード・岡本和真、セカンド・マギーというオーダーも選択肢としてはあるかもしれない。けれども、守備力に目をつぶらなければならないので、禁じ手といえる。

この攻撃オプションは、序盤に大差がついた試合だけにしてほしい。

日替わり二遊間

ほかにも、今シーズンはセカンドはやっていないが、和田恋もセカンド経験はあるし、まだ支配下に空きがあるので、育成のマルティネスを支配下登録して上げるという手もある。

トレードで内野手を補強するのもありだ。

いずれにしても、坂本勇人の穴は一人では埋まらない。相手チームに合わせて状態の良い選手を起用していくしかないだろう。

もし、坂本のいない夏場に貯金を増やすことができれば、秋以降のペナントレースはきっと面白くなっているはずだ。

巨人を語る
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1975年、ジャイアンツの歴史上、唯一の最下位だった年に生まれる。
同学年の選手は高橋由伸、上原浩治、高橋尚成、井端弘和、岡島秀樹など。

生まれてからの最初の記憶が、祖父の家のテレビで観た王さんの756号という巨人ファン。1989年の近鉄との日本シリーズ、3連敗からの逆転日本一を疑わず、それが実現したことから、本格的にジャイアンツにのめり込む。

高校時代から東京ドームに通い始め、1994年には東京ドームでアルバイトをし、日本シリーズでは長嶋茂雄監督の胴上げを生で観る

大学時代に某スポーツ解析ソフトウェア会社にアルバイトとして働き始め、そのまま入職。野球とラグビーのデータ入力と解析を担当した。

2008年には年間およそ50試合ほど、東京ドーム、神宮、横浜などで観戦したが、仕事の都合上、現在は日テレG+での観戦やネット観戦が多い。

夢は東京ドームの年間シートを購入して、毎試合生観戦すること。

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