クローザー・カミネロはやめようよ・・・ジャイアンツはブルペンの陣容を見直すべし

巨人を語る

交流戦の最終戦をサヨナラ負けで終わったジャイアンツ。クローザー・カミネロが内海―澤村―マシソンとゼロでつないだ投手リレーを台無しにした試合だった。
カミネロはこの試合が初めてのセーブ機会失敗ということだが、数字も悪いし、内容も酷い。

18試合 1110S 防御率5.19 17回 19奪三振 7四死球 被打率.316

とにかく防御率と被打率が酷い。四死球はそうでもないのだけれど、カウントが作れずに、ストライクを取りに行ったところ打たれるというケースが多い。

ランナーを出すと、さらにコントロールは悪くなるし、守備も緩慢。160キロ近いストレートはあるけれど、空振りが取れない。カミネロが空振りを取るボールは140キロ代後半のフォークボールだけれども、これも制球が不安定だ。

このカミネロに勝ちゲームの9回を託すというのは、『逆境無頼カイジ』の「高層ビル鉄骨橋渡り」をやるようなものだ。カミネロにクローザーを任せることは無理だというのは、もう誰の目から見ても明らかだ。

これからのペナントを戦っていくうえで、守護神カミネロの交代を含めた、ブルペンの再編は、由伸ジャイアンツが優勝を狙う上での必要条件だ。

澤村のイニング跨ぎが心配

カミネロに代わる守護神候補といえば、マシソンと澤村が候補になるだろう。ジャビッ党としては上原浩治の起用法を考える 目指すは「中継ぎで20勝」でも書いているが、澤村を推したい。

最近はイニング跨ぎの起用も多く、便利屋っぽく使われている澤村だが、去年は故障で一軍登板がゼロだった投手だ。これ以上酷使したら、途中でパンクしかねない。

数字的にはマシソンの方がよいのだけれど、マシソンは7回や8回の方がいいピッチングをするというイメージもある。

谷岡が結構使える

カミネロを勝利の方程式から外した場合、誰を代わりとするか?
第一候補は谷岡だ。今年はストレートの球速が上がり、フォークの精度もよくなった。防御率は4.91とパッとしないが、ここぞで三振が取れる。勝ちゲームに使ってもいい仕事をするのではないかと思う。

目先を変える意味では田原もありだ。速球派ばかり揃えるよりも、変則的な投手が1枚いてもいいと思う。

発想の転換・鍬原のブルペン起用

ジャイアンツは伝統的に大卒・社会人卒の即戦力ドラ1投手に関して、1年目は先発として起用する傾向がある。
鍬原もここまで3試合はいずれも先発登板。17・2回を投げて11敗、防御率5.09という成績だ。

これからの伸びしろも考えて、先発で育成していくという考えは正しいと思うし、反対はしない。けれども僕はあえて、ブルペンで使うことを提案する。

鍬原の魅力は何といっても空振りを取れるストレートを持っているということ。ここまでの奪三振数はイニング数を超える23個で、奪三振率は11.72と高い数字を残している。
フォアボールが多いので、いきなり勝利の方程式に組み込むのはちょっと怖いけれど、三振が欲しい場面で、打者1人とか2人とか限定に使っても面白いと思う。

ビハインドゲームは上原

ジャビッ党は以前から上原は同点の場面かビハインドの場面での起用を提唱してきた。今の上原の成績だと、ビハインドゲームでも、ある程度点差が空いた場面。言い方は悪いが、敗戦処理に近い役割なるのは仕方ないだろう。

ストレートがもう少し低めに集まるようになってきたら、接戦で使えるようになると思う。

あと、アダメスをビハインドゲームで何試合か使ってみて、結果が良ければもっといい場面で使ってほしい。

カミネロの代わりにヤングマン

ジャビッ党としては、カミネロを外し、ブルペンが1枚少なくなったところは、鍬原で補う。
では鍬原の抜けた先発陣はというと、2軍で抜群の成績を残しているヤングマンを上げるべきだろう。「信賞必罰」という言葉があるけれども、巨人も成績を残した選手は使うという結果主義を徹底するべきだと思う。

1軍で使ってみて、ダメなら落とせばいいだけだ。

斎藤コーチ、由伸監督、ぜひご一考いただきたい!

ジャビッ党が提案する交流戦明けからの投手起用

ブルペン陣
勝ちゲームの9回 澤村
勝ちゲームの8回 マシソン
勝ちゲーム・同点の7回 谷岡・田原
三振を取りたい場面 鍬原
ビハインドゲーム 上原・アダメス
先発ローテーション
表ローテ 菅野 ヤングマン  田口
裏ローテ 山口俊 今村 内海

本当はブルペン陣には左が1、2枚欲しいのだけれど、打たれる左投手よりは打たれない右投手だから仕方がない。
個人的には戸根に期待しているのだけれど…

巨人を語る
ジャビッ党をフォローする

1975年、ジャイアンツの歴史上、唯一の最下位だった年に生まれる。
同学年の選手は高橋由伸、上原浩治、高橋尚成、井端弘和、岡島秀樹など。

生まれてからの最初の記憶が、祖父の家のテレビで観た王さんの756号という巨人ファン。1989年の近鉄との日本シリーズ、3連敗からの逆転日本一を疑わず、それが実現したことから、本格的にジャイアンツにのめり込む。

高校時代から東京ドームに通い始め、1994年には東京ドームでアルバイトをし、日本シリーズでは長嶋茂雄監督の胴上げを生で観る

大学時代に某スポーツ解析ソフトウェア会社にアルバイトとして働き始め、そのまま入職。野球とラグビーのデータ入力と解析を担当した。

2008年には年間およそ50試合ほど、東京ドーム、神宮、横浜などで観戦したが、仕事の都合上、現在は日テレG+での観戦やネット観戦が多い。

夢は東京ドームの年間シートを購入して、毎試合生観戦すること。

ジャビッ党をフォローする
ジャビッ党|巨人ファンのジャイアンツ愛に満ちた応援ブログ

コメント

  1. ソウジロウ改めソナタ より:

    ほんといつも読んでいて、ほぼ私と同じ考えなので読んでいて楽しいですよ。
    カミネロはヤングマンと入れ替えて欲しい。
    抑えカミネロの時、見ていられないので早送りしてます。ストレスしかないので。

    • かめ うさぎ より:

      ソナタさん。コメントありがとうございます。近々、ドーム一緒に行きましょう!

      • ソナタ より:

        最近は月曜火曜が休みなので、火曜日のチケット取れるようなら連絡くださいねー

  2. 匿名 より:

    お疲れ様です。
    澤村の応援ブログを書いていますジャム次郎と申します。
    澤村に対して、いつも前向きな記事をかいていてとてもうれしく感じております。
    今日、2年ぶりにクローザーとして投げました。
    点差があったので安心して見てられましたが、1点差でもびしっと抑えて今後、信頼信望、
    そして絶対的守護神になれるよう期待しています。
    よろしかったら、ブログを覗いてくださいね♪
    https://ameblo.jp/jamtaro0917/

    • かめ うさぎ より:

      ジャム次郎さんコメントありがとうございます。ブログ読みました。澤村は直球とフォークだけじゃなくて、スライダーも織り交ぜるといいピッチングができると思っています。抑えに回るとどうしても、速いまっすぐと落ちるボールに頼りがちですが、うまいこと配球してほしいですね。本当はチェンジアップ覚えると、緩急がついてよいと思うんですけどね。