ジャイアンツ宮崎春季キャンプ2018の歩き方【2日目AM】

宮崎キャンプ2日目AM

長年の夢だった、ジャイアンツ宮崎春季キャンプ見学。2月2日から4日までの3日間のキャンプレポートを数回に分けてお届けする。第4回は、第1クール3日目である2月3日午前中のキャンプレポートだ。

早朝のサンマリンスタジアムの芝生を体験

2月3日、まだ夜も明けていない早朝、宮崎サンマリンスタジアム前に設置されたジャイアンツ春季キャンプ特設ステージの前には十数名が、列を作って並んでいた。その最後尾に加わる僕。朝のグラウンドツアーに参加するためだ。

土曜日だし、先着順だし、何人並ぶかわからないので、宿泊先の宮崎のビジネスホテルを午前6時頃に出発。結果論ではあるけれど、早く並びすぎた! 先着200名で6時40分の時点で20番目より前。7時30分くらいに並んでも十分だった。平日ならば集合時間が8時30分だから、8時10分くらいでもツアーに参加できそうだ。

待つことおよそ2時間弱。寒い。とにかく寒かった。学生時代にジャイアンツの開幕戦のチケットを購入するために徹夜で3月の東京ドームに並んでいたのだけれど、その時と同じくらいの冷え込み。

寒い中並んだ甲斐もあって、無事に朝のグラウンドツアーに参加できた。さすがに8時を過ぎると列はかなり長くなっていて、参加できなかった人もいた。入場前にスタッフの女の子から注意事項を聞く。写真撮影はOKで、動画撮影は禁止。選手に対しては練習中なので、サインを求めたりしないでとのこと。ちなみに宮崎春季キャンプの女子スタッフはネームプレートを付けていて、そこにはニックネームが書かれている。今回案内してくれた子は「ぱっつん」だった。
あと、女性はハイヒールNG。グラウンドに降りられるイベントがある場合はどこもそうなので、気をつけよう。

サンマリンスタジアムのグラウンドは、芝生が緑でふかふか。スタッフが柔らかいボールを貸してくれるので、キャッチボールを楽しむことができる。素手でもキャッチボールできるけど、グローブはぜひ持っていきたい。

朝の体験ツアーの列。8時30分にIDカードを配布して、一度解散する。

朝イチの宮崎サンマリンスタジアム。冬なのに緑の芝生がとても美しい。

僕らが外野の芝生を楽しんでいる間、内野では朝の特守。受けるのは、もうベテランと言っていい寺内崇幸と、今年のセカンドレギュラー筆頭候補の吉川尚輝。背番号00と背番号0のコンビだ。

朝の特守を受ける寺内(右)と吉川(左)

朝の特守を受ける寺内(右)と吉川尚(左)【クリックで拡大】

寺内と吉川尚にノックを浴びせる井端コーチ

寺内と吉川尚にノックを浴びせる井端コーチ【クリックで拡大】

井端コーチのノックを軽快に捌く2人を観ていると、グランドには続々と1軍のメンバーが。朝のウォーミングアップだ。

ウォーミングアップは、投手も野手も合同で行う。南国宮崎とはいえ、2月初旬の朝は寒い。ドミニカ出身のカミネロなんか黒いフードにネックウォーマーでもう、誰だか分んない(笑)

こういう時は声を出してやった方が温まるもの。特に元気だったのが田口麗斗。笑顔で声を出して、楽しそうだった。

笑顔が可愛い田口君。カミネロは超寒そう。

笑顔が可愛い田口君。カミネロは超寒そう。【クリックで拡大】

ルーキーの田中俊太もよく声を出していた。

ルーキーの田中俊太もよく声を出していた。【クリックで拡大】

それと気づいたことは、アップシューズはカラフルだということ。野球のスパイクってあまりカラーバリエーションがないのだけれど、アップの時はランニングシューズなどを履くので、白と黒が基本のジャイアンツファッションにあって足元だけは色鮮やかだった。

ちなみに、子どもたちは、朝のウォーミングアップを選手と一緒に体験できる。お子さん連れで宮崎春季キャンプに行く人は、ぜひ早起きをおススメしたい。

選手たちのアップシューズはとてもカラフル。

選手たちのアップシューズはとてもカラフル。

正解は阿部慎之助でした

誰のアップシューズでしょう?【クリックで正解】

グラウンド見学ツアーの抽選をしたのは往年の名選手

朝の見学ツアーが終わって一息入れると、今度は、選手の練習をグラウンドに降りて見学できるグラウンド見学ツアーの抽選会だ。この日用意されていたツアーは以下の5つ。

  • 1軍ブルペン見学ツアー
  • 2軍ブルペン見学ツアー
  • 1軍打撃練習見学ツアー
  • 2軍打撃練習見学ツアー
  • ブルペンで遊ぼう体験ツアー

時間がバッティングするツアーもあるけれど、複数の抽選会に参加することもできる。僕の目当てはブルペン見学ツアー。プロのピッチャーのボールをキャッチャーの後ろから見られる機会なんて、そうそうあるもんじゃない。ぜひ見てみたい! ちなみにブルペン体験ツアーは、練習後のブルペンに入って写真を撮ったり、実際にボールを投げたりできるらしい。

抽選は、箱から取り出される赤・青・黄色のボールを予想して当てるというもの。この日、抽選のカラーボールを取り出す担当だったのはファンサービス事業部の藤田浩雅氏。この名前でピンと来た人は、かなりのプロ野球マニアだ。1984年に阪急ブレーブスで打率.284、22本塁打でパ・リーグの新人王に輝いた強打のキャッチャーだ。1992~96年には巨人でプレーもしており、1軍で通算700試合も出場している往年の名選手だ。

往年の名選手。ファンサービス事業部の藤田氏。

往年の名選手。ファンサービス事業部の藤田氏。(中央)

抽選結果は、1軍ブルペン→落選、2軍ブルペン→落選、1軍打撃練習→参加せず、2軍打撃練習→当選という結果。残念ながらブルペン見学ツアーには落選してしまったが、ひむかスタジアムの2軍打撃練習を見学できることになった。その模様は次回お届けしたい。

大混雑のブルペンで田口らの投球を満喫

グラウンド見学ツアーの抽選が終わったのが11時すぎ。そこから、シャトルバスに乗り込み、木の花ドームへと向かう。目的は、木の花ドームに隣接する1軍ブルペン。

1軍ブルペンの扉を開けると、すごい人だかり。1軍ブルペンは入口を入って左側が観客席になっているのだけれど、観客席はすでにいっぱいで、手前の通路に立ち見客がぎっしりとう状態。人の頭しか見えない…。カメラだけ頭の上に掲げて撮影して、後から確認したら、この時投げていたのは、田原、マシソン、吉川、野上、戸根、西村だったみたいだ。

ひとまず、ブルペンから離れて木の花ドームへ。木の花ドームでは、ブルペン入りしていない投手陣がバッティング練習をしていた。しかも菅野もこっちにいる。

ほとんど人の頭しか見えないブルペン。

大混雑で、ほとんど観客の頭しか見えないブルペン。

木の花ドームでティー打撃する菅野。しかも左

木の花ドームでティー打撃する菅野。しかも左。【クリックで拡大】

10分ほど見学して木の花ドームを出る。木の花ドームの入り口からは、1軍ブルペンの客席が少しだけ見えて、目を凝らすと空席がちらほら。もう一度ブルペンへ。ブルペンの入り口は相変わらず立ち見の人でぎっしりなんだけど、立ち見をかき分けて客席へ向かうと、やはり空席が! 報道陣もほとんどいなくなっているので、見やすくなっている。

ブルペンで投球練習をしていたのは、中川、畠、谷岡、田口。ボールがミットに突き刺さる音がブルペンに響く。小林誠司がやってきて、谷岡や田口のボールを受ける。感動だ。

サンマリンスタジアムの芝生を踏み、左腕エースらのブルペンをじっくり見られた充実の2日目午前中だった。【つづく】

中川を指導する斎藤コーチ

中川を指導する斎藤コーチ【クリックで拡大】

捕手の田中貴也と話す畠

捕手の田中貴也と話す畠【クリックで拡大】

谷岡のボールを受ける小林

谷岡のボールを受ける小林【クリックで拡大】

フォームをチェックする田口と小林

フォームをチェックする田口と小林【クリックで拡大】

ちなみに、ブルペンは写真撮影はOKだけれど、動画は禁止(ブルペン見学ツアーの場合は写真もNGらしい)。写真を撮る人は、カメラの連射機能を使って、投球動作の連続写真を撮っている人が多い。女性ファンなんかも一眼レフにキャノンの白い望遠レンズを付けてカシャカシャ撮りまくっている。白い望遠レンズってかなりお高いんだよね(うらやましい)。でも、せっかくの高級望遠レンズなのに、本体が残念だった。機種は確認しなかったけれど、秒間のシャッター速度が遅い。

僕の一眼レフは秒間10コマのキャノン7DマークⅡ。レンズはタムロンの18-400mm F3.5-6.3 DiII。広角から望遠まで幅広い領域をカバーできる上、軽量なので、キャンプ撮影ではかなり威力を発揮してくれた。去年奮発して、購入してよかった。セカンド機にはパナソニックのLUMIX DC-FZ85を持参。こちらも秒間の10コマで光学ズームは60倍! 一眼レフに比べると画質は劣るけれど、コンパクトで持ち運びやすいし、価格も一眼レフよりはるかに安いので、おススメだ。

Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D Mark IIボディ EOS7DMK2

【セット】 TAMRON 高倍率ズームレンズ 18-400mm F3.5-6.3 DiII VC HLD キヤノン用 APS-C専用 B028E&フィルター72mm

Panasonic デジタルカメラ ルミックス FZ85 ブラック DC-FZ85-K

試合レポート
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1975年、ジャイアンツの歴史上、唯一の最下位だった年に生まれる。
同学年の選手は高橋由伸、上原浩治、高橋尚成、井端弘和、岡島秀樹など。

生まれてからの最初の記憶が、祖父の家のテレビで観た王さんの756号という巨人ファン。1989年の近鉄との日本シリーズ、3連敗からの逆転日本一を疑わず、それが実現したことから、本格的にジャイアンツにのめり込む。

高校時代から東京ドームに通い始め、1994年には東京ドームでアルバイトをし、日本シリーズでは長嶋茂雄監督の胴上げを生で観る

大学時代に某スポーツ解析ソフトウェア会社にアルバイトとして働き始め、そのまま入職。野球とラグビーのデータ入力と解析を担当した。

2008年には年間およそ50試合ほど、東京ドーム、神宮、横浜などで観戦したが、仕事の都合上、現在は日テレG+での観戦やネット観戦が多い。

夢は東京ドームの年間シートを購入して、毎試合生観戦すること。

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