6回までノーヒット、代えどころがなかった高橋優貴
高橋優貴はプロ入りしてから一番調子がよかったんじゃないだろうか?
6回までドラゴンズ打線をノーヒット。与えた四球は1つだけで、三振は4つと少なかったけれど、球数も少なく「ひょっとして…!?」と思わせてくれるピッチングだった。
でも、プロ入りしてから完封はもちろん、完投だってないし、8回を投げ切ったこともない高橋優貴がノーヒットノーランというのはちょっと現実的じゃなかった。
7回先頭の福田にヒットを打たれて、大記録の夢はあっさりと打ち砕かれる。
いつもならば、ここで交代になってもおかしくないのだけれど、何せヒットを1本しか打たれていなかったし、球数も少なかったから続投ということになった。
でも、続くビシエドにもヒットを打たれ、高橋周平に送りバントを決められ、1死2・3塁となったところで高橋優貴はマウンドを降りた。
まだ無失点だったから、もう少し引っ張ってもよかったような気もするけれど、代えなかったら阿部寿樹にあっさり逆転タイムリーを打たれていた可能性も高いし、結局代えどころがなかったよね。
打たれた田口は責められない
高橋優貴に代わってマウンドに上がった大竹は、阿部寿樹をショートゴロに打ち取ったのだけれど、3塁ランナーが返ってきて同点。
続く大島のところで、今度は左の田口にスイッチ。すると、大島にまさかの逆転2ランを浴びてしまった。
ノーヒットノーランが一転、負け投手になってしまった高橋優貴。ちょっとかわいそう。。。
記録的に黒星はつかなかったけれど、実質的な敗戦投手は田口だ。
でも、田口は責められないな。打たれたボールは外角低めに構えたストレートが逆球になってインコースに入ってきたところを大島に上手く前で捌かれた感じ。
田口は何度か終盤にスライダーをホームランされて痛い目を見てるから、2球続けてスライダーの後のストレートは仕方がない気もする。まさかスタンドまで持っていかれるとは思わなかっただろう。
田口は夏場からずっと酷使されているから、どうしても球の切れが悪い日も出てくる。リリーフでは140キロ台中盤から後半の力のあるストレートを投げる田口だけど、打たれたストレートは141キロだった。
「坂本不在が大きい」というのは結果論
今日の試合は脚の不調から、今シーズンはじめて坂本勇人がスタメンを外れた。
2番にはセカンドで田中俊太が入り、ショートのポジションは8番の打順で山本泰寛が入った。
今日の負けで、「坂本の穴が大きかった」という人は結構いると思うんだけれど、僕は違うと思う。
だって、田中俊太は5回にタイムリーを打っているし、山本も2回出塁して、守備もそつなくこなした。
確かに3試合も4試合も坂本がスタメンを外れたら、攻守以外に精神的にも痛手だし、丸や岡本のマークがきつくなるから、不在の影響は大きいと思う。
でも、今日に関しては、ヒットもそこそこ出ていたし、重信や大城も含めた準レギュラークラスはよく働いていたと思う。
今日負けたからって、坂本は無理して明日スタメンじゃなくてもいいと思う。脚のコンディションがある程度回復するまでベンチにいてくれればいいさ。
ジャビッ党が選ぶこの日の戦犯とVP
戦犯・・・亀井善行&阿部慎之助
打線は9安打を打ったけれど、わずか1得点。つながりを欠く攻撃だった。
戦犯はスタメンでノーヒットだった亀井と慎之助。
亀井は今日は1番打者としての機能をまるで果たせなかった。打率が落ちてきて、打ちたがっている感じがする。疲れもあるだろうけれど、試合前の打率が.291。ここから打ちまくれば3割もという欲が出たのかもしれない。今日の5タコで3割は現実的ではなくなったから、開き直って、打撃の調子が戻ってくるかもしれない。
3タコ慎之助はエラーもあったし、守備でもイマイチだった。5回の満塁で打てなかったのが残念だね。
VP・・・高橋優貴
防御率は悪くないのだけれど、イマイチ信頼されない高橋優貴。ノーヒットノーランがなくなっても7回は任せてもらえるように信頼を得られるピッチャーになってほしいね。
明日の先発はメルセデス。6回くらいが交代のメドなので、それまでに打線が5点くらいとってあげてほしい。
対中日戦は5連敗中。明日はその連敗を止めてマジックを減らしたい!
明日は勝つぞ!ジャイアンツ!
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