1点も奪えず完封負けで6連敗。敗因は打てない打線だけど、バッテリーも悪い!

2019年08月06日

中日-巨人 15回戦

ナゴヤドーム

D 6  ―  G 0

チーム123456789R
巨人000000000
中日01010103X6
投手リレー
G:野上-戸根-高木京-田口
D:大野雄-福-藤嶋

連敗中で、打線のつながりが悪いと言われながらも、得点は取れていたジャイアンツ。でも、この日はとうとう無得点。6月11日以来の完封負けで6連敗。負けは続くし、オレンジタオルは回せないし、ナゴヤドームの巨人ファンはさぞがっかりだったよね。でも、まだ首位にいるっていうのが不思議。

打てないのが悪いけどバッテリーも悪い

ドラゴンズの先発が左の大野だったので、先発マスクが大城ということはないだろうと思っていたけれど、まさか2戦連続で岸田がスタメンマスクとは…。

ひょっとして小林、コンディション不良?

なんて思ったけれど、7回から途中出場でマスクを被っている。なんだ、元気じゃん。

そうなると、なぜ岸田がスタメンマスクなの?と思うのだけれど、8回に決定的な3点を奪われ、小林がスタメンマスクじゃない理由が分かった気がした。

田口が打たれたホームランは、小林が構えたところと全然違うところに投じられた失投だから、「小林のリードが悪い」というわけじゃないのだけれど、結果として大事なところで致命的な失点をしてしまう。これだと、「やっぱり小林ダメじゃん」という印象は拭えないよね。

投手の調子が悪くても、投手が多少失投しても、なんとか失点を防ぐという結果を出すことで、「さすが小林」と思わせてほしいのだけれど、それができれば不動のレギュラーだよね。

この試合の敗因は、肝心なところで点が取れない攻撃陣にあることは間違いないのだけれど、先に点を献上してしまうバッテリーも悪い。連敗中だから、先行されると攻撃陣はどうしても「早く追いつかなければ」焦ってしまう。こういう時は、投手陣は制点を許さず粘ってほしいもの。野上-岸田のバッテリーにはそれができなかった。

期待されていないFA加入の野上

今季初先発となった野上は4回2失点。まぁ、野上の実力的にはこんなものだと思う。

野上は「コントロールが抜群にいい」という触れ込みで昨シーズンからジャイアンツにFAできたけれど、残念ながら「四球を出さない程度にコントロールがいい」というのが僕の評価。

キャンプでは外角低めへの投げ込みを徹底しているけれど、その割には、外角低めを狙ったボールが甘く入って痛打されるんだよね。球威がないから甘く入ったボールが長打になっちゃうのも去年と同じ。

野上の場合、強力打線で援護してあげれば6回3失点くらいでまとめてくれるのだろうけれど、今のジャイアンツ打線にそれは望めない。

原監督が試合後のコメントで野上を「どう評価していいか、非常に難しいね」というのはいい得て妙だ。

おそらく原監督も野上の4回2失点は「こんなものだろう」と思っているはず。

でも、「4回2失点はまずまずでしょう」なんてコメントを出してしまったら、FAでやってきた選手に対して、その程度しか期待していない、ということを示してしまう。

本来ならば「先制点を許さずに5回は投げ切ってほしかった」とか「7回くらいまで試合を作ってほしかった」とか厳しいコメントを出して奮起を促すのだけれど、若手投手でもないし、そんなこと言われなくても本人が一番分かっているということだと思う。

原監督が厳しいコメントを出すということは期待の裏返しでもあるから、つまり今の野上には多くを期待していないということだ。

野上、奮起してみろ!

ジタバタするか?岡本と心中か?

ドラゴンズの先発大野は今日はそんなに調子が良くなかったと思う。好調のジャイアンツ打線だったら、少なくとも4~5点は取れたのじゃないかな。

5回の1死1・3塁、6回の1死3塁は犠牲フライでも1点取れる場面だったのに、いずれもピッチャーゴロ。

7回の無死1・2塁はアンラッキーな面もあるけれど、ピッチャーライナーでダブルプレー。

3度のチャンスで1つでも得点できていたら試合展開はずいぶん変わっていたと思う。

この悪い流れをどうするか?

若い力の成長を期待するなら4番岡本を動かすな

1死3塁で打点を上げられない4番打者、岡本和真。得点圏打率は2割3分を切るほど、今年の岡本はチャンスで打てない。

岡本にとってもジャイアンツにとっても試練だけれど、もし、岡本の成長を期待するならば、このまま首位の座を明け渡してでも、たとえ優勝を失ったとしても岡本を使い続けるべきだろう。

でも、ジャイアンツってそれが許されるチームじゃないよね。

8番ピッチャー、9番若林はありかも!

解説者のエモやんが言っていたけれど、DeNAのラミレス監督みたいに8番にピッチャーを入れる打順を試してみるのはありかもしれない。

だいぶ昔の話になるけれど、王さんがジャイアンツの監督をやっていた頃、8番ピッチャーというオーダーはあったと思う。今ならば9番に若林を入れることで、2番坂本、3番丸が3番坂本、4番丸になる。

9番よりも8番の方が打順が多く廻ってくるので、そこにピッチャーを入れるのはどうなの? という意見はあるけれど、今のジャイアンツは先発ピッチャーが投げられるのはよくても6回。3回、4回で代打を出すことも珍しくないから、ピッチャーはせいぜい1打席か2打席か打席に立たない。

明日の試合は、先発がメルセデスなのでキャッチャーは大城。打てないキャッチャーが7番だと、打線がすごく弱くなるけれど、大城ならば打撃の調子が悪いとはいえ、相手にとっては嫌な存在だ。

ジタバタするならば4番に慎之助

悪い時に限って、打線をコロコロいじって、余計ドロ沼にはまっていくケースはよくある。今のジャイアンツはまさにそんな感じだ。

由伸ジャイアンツだったら、打線をいじらずどっしり構えたのかもしれないけれど、辰徳ジャイアンツは動いてナンボ。原監督はまた打線をいじると思う。

どうせジタバタするならば、ここは大ベテランの阿部慎之助に4番を託してみたらどうだろう?

ファーストに慎之助を置くことで、グラウンドの中にキャッチャーが2人いるような感じになるから、ファーストからどんどん声をかけてもらって、バッテリーも支えられる。

ジャビッ党が提案する明日のスタメン

1番 ライト 亀井
2番 ショート 坂本
3番 センター 丸
4番 ファースト 阿部
5番 サード 岡本
6番 レフト ゲレーロ
7番 キャッチャー 大城
8番 ピッチャー メルセデス
9番 セカンド 若林

ジャビッ党が選ぶこの日の戦犯とVP

戦犯・・・丸佳浩

4番の岡本が打てないことで叩かれているけれど、実は今日は丸も4タコ。最初の三打席はいずれもランナーを置いた場面だった。丸がもうちょっと打つことで、4番の岡本を楽にしてあげられる部分もあると思う。

VP・・・ビヤヌエバ

試合前にクロマティ氏から打撃のアドバイスを受けて、それが早速結果に現われた。守備は上手いから、ここから打ちまくれば、来年の契約もある!

明日は勝つぞ!ジャイアンツ!

試合レポート
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1975年、ジャイアンツの歴史上、唯一の最下位だった年に生まれる。
同学年の選手は高橋由伸、上原浩治、高橋尚成、井端弘和、岡島秀樹など。

生まれてからの最初の記憶が、祖父の家のテレビで観た王さんの756号という巨人ファン。1989年の近鉄との日本シリーズ、3連敗からの逆転日本一を疑わず、それが実現したことから、本格的にジャイアンツにのめり込む。

高校時代から東京ドームに通い始め、1994年には東京ドームでアルバイトをし、日本シリーズでは長嶋茂雄監督の胴上げを生で観る

大学時代に某スポーツ解析ソフトウェア会社にアルバイトとして働き始め、そのまま入職。野球とラグビーのデータ入力と解析を担当した。

2008年には年間およそ50試合ほど、東京ドーム、神宮、横浜などで観戦したが、仕事の都合上、現在は日テレG+での観戦やネット観戦が多い。

夢は東京ドームの年間シートを購入して、毎試合生観戦すること。

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コメント

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