7月4日のDeNA戦。前日の逆転勝利の勢いに乗って、連勝を延ばしたかったジャイアンツだったが、田口がまたもや背信投球。一時は1点差まで追い上げたものの、澤村が3点を失い、追撃ムードが一気にしぼみ、4-8で敗れてしまった。
先発の田口はこの日の投球で2軍行きを通達された。
今シーズンの内容ではしょうがない。もともと球速があるピッチャーではない田口の生命線はキレとコントロール。
ところが今年は、キレもないしコントロールも甘い。走り込みが足りないのか、フォームのバランスが悪いのか? いずれにしてもこのままの状態では1軍では使えない。現状、同じ左腕なら今村をローテーションに入れるべきだろう。
さて、この日に限らず、投打の主力がおつかれ気味だ。
“若き主砲” 岡本和真と、“筋トレ大好き” 澤村拓一だ。今回はこの二人の起用方法について考えてみたい。
岡本を4番で使うならば心中すべし
ジャビッ党では、今こそ打線の中心に勇人を! 坂本勇人が巨人の4番を背負う時などでも述べているように、岡本の4番はまだ早いと言ってきた。
他球団のマークがきつくなり、前後を打つ打者も迫力不足、そして初めてのレギュラーで蓄積する疲労。
31打席ノーヒットも驚く結果ではない。むしろ31打席もノーヒットでようやく打率が3割を切ったというこれまでの好調さの方が驚くべきことだ。夏の暑さが本格化するこれから、岡本和真に5月までの活躍を期待するのは酷というものだ。
けれども、由伸監督はここまで4番で起用してきた。もちろん巨人の4番として育てるためだ。
ならば、中途半端にここで打順を下げるべきではないと思う。4番はチームの顔だ。
だから僕ら巨人ファンも4番岡本が成長していく姿を見守っていかなければならない。
4番岡本に厳しい目を
31打席もノーヒットが続いている巨人の4番打者に対して、ファンもマスコミも思いのほか優しい。なまあたたかい目で見守っているとでも言えばいいのだろうか。
まだ4年目で、レギュラーで出続けるのは初めて、僕も先に述べているように、みんなあまり多くを期待するのは酷だと思っているからだ。
裏を返せば岡本への期待値が小さいということだ。
しかし巨人の4番を打つのだったら、若さや経験値は関係ない。
中軸を打つことが期待される打者は、チャンスでの打点やスタンドを沸かすホームランなどをコンスタントに打つことが求められている。
かつて落合博満は「負ければ4番打者の責任」という覚悟と誇りをもって打席に立っていた。
打てなければ批判されるし、打っても勝利に結びつかなければ叩かれる。
岡本がその場所に立っているのだから、僕たち巨人ファンも厳しい目で岡本を見るべきだ。
岡本和真に対する期待値を上方修正すべきなのだ。
結果が出なければ厳しい批判にさらされるのが巨人の4番打者であり、それは期待の裏返しでもある。
その中で結果を残していくことで大打者へと成長していくのだと思う。
歴史を築け岡本和真!
澤村の不調は故障の危険信号
このところ澤村のボールに力がない。スピードボールは投げているけれども、空振りが取れなくなってきている。
好調の時は、多少ボールがバラついても、打者は振りにいっていたが、今は際どいコースを見極められて、甘く入ったボールを痛打されている。
ここまで75試合のうち30試合に登板、イニング跨ぎも含め34イニングを投げてきている。
昨シーズンは故障で1軍の登板機会はゼロ。2年ぶりのシーズンなだけに、思いほか疲労がたまっているはずだ。
そしてこの疲労が故障につながるのがこわい。
2016シーズン、クローザーを任されていた澤村は、開幕直後に右足足底(そくてい)腱(けん)膜断裂に見舞われ、シーズン中、足の裏の痛みを抱えながら投げ続けていた。澤村がチームになくてはならない存在だったからだ。
今シーズンの澤村もまさにそうだ。今、いなくなってもらっては困る。
野球選手は、多少の故障を抱えていても、出場機会を失うことの方を嫌がる。痛みを隠して出場するのは澤村に限ったことではない。だからこそ、首脳陣はコンディションを気にかけてほしい。
コンディションが上向くまで、イニング跨ぎはもちろん、連投もなるべくさせたくないところだ。
しばらくは同点、ビハインドでの澤村登板は避けてほしいものである。
コメント
その通りですね。
澤村は居てもらわないと困ります。
健太朗はどうしたのかな?
いれば助かるのに。
岡本は若いので皆が優しいですね。
4番坂本にすると、1.2番の出塁率が大事になります。
陽岱鋼は淡白なので1番は微妙、田中駿太は2番で良いけど。
由伸はどうしたら勝てるか!ってところでいっぱいいっぱいな気がしますね。
全て中途半端な気がします。
岡本は覚悟を決めて使ってる感じはしますね。健太朗は6月27日に2軍で投げてるみたいです。