「外国人枠5人のルールがわかりにくい!」2020年プロ野球特例ルールを巨人を例に解説します

「外国人枠5人のルールがわかりにくい!」2020年プロ野球特例ルールを巨人を例に解説します プロ野球を語る

こんにちは、ジャビッ党です。
いよいよ2020年プロ野球が開幕します。

新型コロナウィルスの影響で2ヵ月以上も遅れ、レギュラーシーズンは120試合となりました。しばらくは無観客試合が続き、日程や対戦カードも変則的。
セリーグはクライマックスシリーズもありません。

そして、今シーズンの特例ルールもあります。
今回は、2020年特例ルールをご紹介するとともに、ジャイアンツがどんな戦い方をしていくのか、願望も込めて考えてみたいと思います。

2020年プロ野球特例ルールを理解しよう

今シーズンの特例ルールを見ていきましょう。

2020年の主な特例ルール
レギュラーシーズン120試合
延長戦は10回まで
一軍出場選手登録枠は31人(従来は29人)
ベンチ入り枠 26人(従来は25人)
外国人登録は 5人(従来は4人)
コロナ陽性者が出て中止の場合は雨天中止と同様の扱い
感染疑いで登録抹消した場合、10日以内の再登録が可能
通常登録抹消選手も代替選手として10日以内に再登録が可能

大きなポイントとしては、一軍登録枠とベンチ入り枠が拡大されたことです。今シーズンは一軍登録選手のうち、5人がオフになります。
これまではベンチ入りを外れる選手は、主に先発投手だったのですが、中継ぎ投手をオフにするというケースも出てきそうです。

中継ぎ投手も休ませながら使う理由
完投できる投手はおろか、7回投げ切れる投手が少ない
6連戦が続く日程
⇒中盤を投げる投手のコンディションが重要

ジャイアンツでは、澤村投手、鍵谷投手がフル回転しそうですね。
また、原監督は長いシーズンを見据えて、8回、9回を担う、中川投手、デラロサ投手ですら、休ませる日がありそうです。

さらに注目すべき点は外国人登録枠が4人から5人に増えるということです。
このルールちょっとわかりにくいので、詳しく説明します。

外国人枠特例ルール
1軍登録は5人、ベンチ入りは4人
投手と野手の配分は2:3か3:2が基本
1:4か4:1にすることもできるが、一度その配分にすると変更できない
1軍登録を4人にすれば配分の変更も可能

ジャイアンツの選手で例えてみましょう。

現在、ジャイアンツの支配下の外国人選手は7人います。
投手は、デラロサ投手、サンチェス投手、メルセデス投手、ビエイラ投手、ディプラン投手の5人、野手は、パーラ選手、モタ選手の2人です。

5人の登録枠をフルに使うとすれば、現時点では、投手3、野手2あるいは投手4、野手1のいずれかしかありません。

もし、ジャイアンツがシーズン中にデラロサ投手、サンチェス投手、メルセデス投手、ビエイラ投手、パーラ選手を同時に1軍登録したとします。
すると、投手4、野手1の配分になるので、この配分はシーズンが終わるまで変更できなくなります。

もし、シーズン中に外国人投手陣が不調で、2軍でモタ選手が打ちまくって、パーラ選手とモタ選手を同時に1軍で使いたいとなった場合は、外国人登録を4人に減らさないといけないとなるわけです。
外国人枠をフルに使いたいということであれば、4:1の登録配分は、シーズン終盤でないと使いにくいということになります。

巨人は外国人枠をどう使うのか?

では、今シーズン、ジャイアンツは外国人選手枠をどのように使っていくのでしょうか?
開幕前日、ジャイアンツは出場選手を30人登録しました。

外国人選手はデラロサ投手、サンチェス投手、ビエイラ投手、パーラ選手の4人を登録しました。
開幕時の30人の枠の中には、2カード目に先発する戸郷投手、桜井投手、メルセデス投手の3人は入っていません。

1カード目が終わった時点で入れ替えることになります。

メルセデス投手を1軍登録するときに、ほかの外国人選手を登録抹消しないと、投手4、野手1の配分になってしまうので、外国人投手の誰かを抹消することになります。
抑えのデラロサ投手は抹消できませんから、サンチェス投手を投げ抹消するか、ビエイラ投手を抹消するかどちらかになります。
原監督はサンチェス投手をローテーションの軸と考えているので、多少打ち込まれた程度ではサンチェス投手をいきなりローテーションから外すことはないかもしれません。

シーズン序盤、ジャイアンツは投手3、野手1の外国人4人体制で臨むのではないかと思います。

シーズン中にモタ選手の打撃が好調な時や、ウレーニャ選手を支配下に上げるなどした場合は投手3、野手2の5人体制にすることもあるかもしれません。
メジャーリーグが開幕しない可能性もあるので、シーズン途中に新外国人と契約するということもあるかもしれません。

大物選手でも試合から離れている期間が長いので、ジャビッ党は新外国人と契約する可能性は低いと見ています。

外国人選手の見極めがシーズンのカギ

今シーズンは2月1日の春季キャンプから6月16日の練習試合まで、4カ月半もの準備期間があったわけですが、残念ながらサンチェス投手、パーラ選手の新外国人2人は思ったような結果を残せていません。
オープン戦や練習試合とシーズンの試合は別物ですから、開幕してから活躍してくれることを期待しているのですが、6月の練習試合のような調子がいつまでも続くようだと、考えなければいけません。

新外国人選手の見極めが今シーズンのカギを握っていると言えるかもしれません。
ジャビッ党は、原監督は我慢強いタイプではないと思っているので、見切りは意外と早いのではないかと思っています。

サンチェス投手に関しては、2試合連続で5回持たずにノックアウトということになれば、2軍で調整ということになると思います。
去年もヤングマン投手をそれほど我慢しませんでしたからね。

パーラ選手に関しては、ほかの打者、打線全体の状態によるとは思いますが、左投手が投げる時の先発落ちは、割と早いような気がします。

しっかり活躍してくれることが何よりなんですけどね。

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1975年、ジャイアンツの歴史上、唯一の最下位だった年に生まれる。
同学年の選手は高橋由伸、上原浩治、高橋尚成、井端弘和、岡島秀樹など。

生まれてからの最初の記憶が、祖父の家のテレビで観た王さんの756号という巨人ファン。1989年の近鉄との日本シリーズ、3連敗からの逆転日本一を疑わず、それが実現したことから、本格的にジャイアンツにのめり込む。

高校時代から東京ドームに通い始め、1994年には東京ドームでアルバイトをし、日本シリーズでは長嶋茂雄監督の胴上げを生で観る

大学時代に某スポーツ解析ソフトウェア会社にアルバイトとして働き始め、そのまま入職。野球とラグビーのデータ入力と解析を担当した。

2008年には年間およそ50試合ほど、東京ドーム、神宮、横浜などで観戦したが、仕事の都合上、現在は日テレG+での観戦やネット観戦が多い。

夢は東京ドームの年間シートを購入して、毎試合生観戦すること。

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