清武代表の会見に対し、ナベツネさん反論

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ナベツネさんが反論しました。産経新聞より
 去る11月11日の清武巨人軍専務の声明及び記者会見は、事実誤認、表現の不当、許されざる越権行為及び私に対する名誉毀損(きそん)が多々あるので、私の立場から正確な事実を説明します。

 私が大王製紙やオリンパスの経営者と並ぶコンプライアンス違反をしているという表現がありますが、両社のケースは巨額の金銭の私物化や経理の不正操作に関する刑事犯罪的事案であって、巨人軍の人事問題とは次元の異なるものです。これを同列に扱うのは、読売新聞社、巨人軍、私個人に対する著しい名誉毀損であって、清武君に謝罪を求めます。

 私の一存で桃井社長からオーナーを突然剥奪したというのも、著しい誤伝です。本来、プロ野球球団のオーナーは、親会社の長がつくものですが、私は「一場事件」で当時の代表らが学生選手に小遣銭を与えたという事実を知り、彼らを解任した際、読売新聞東京本社社長だった滝鼻卓雄君をオーナーとし、今年6月、滝鼻君が「巨人軍最高顧問」に就任した際、緊急措置として桃井君をオーナーに任命しました。

 その後、シーズンが終了したので、読売新聞グループ本社代表取締役社長の白石興二郎君や読売新聞幹部及び桃井君本人とも相談の上、白石君をオーナーとすることを内定しました。しかし桃井君のこれまでの功績と権威を損なわないよう、巨人軍の代表取締役は桃井社長一人とする方針です。白石君は、巨人軍では私と同様平取締役です。この人事は85才となる私が巨人軍の経営から、将来的に身を引き、20才若く、桃井君の先輩である白石君に読売本社と球団とのパイプ役を委ねる意図であって、桃井君の「降格」では全くありません。桃井君は私のもっとも信頼する人物であり、この人事が「多くのファンを集める伝統球団の名誉をおとしめるだけでなく、会社の内部統制、コンプライアンスに大きく反する行為である」との“清武声明”はまことに非常識で悪質なデマゴギーであります。この人事はまだ発令していませんが、桃井君の事前了解を得ております。

 また、清武君からクライマックスシリーズ(CS)開始前の10月20日にコーチ人事を示されたのは事実ですが、CSで惨敗した以上、多少の変更が必要になったのは当然のことです。

 清武君については、読売社内や巨人関係者から厳しい批判が私に届けられていました。たとえば、「マスコミ関係者の間では、GM就任後、さらに尊大になったと悪評が立っている」「決断力がない。トレードがなかなか成立しない。“エビで鯛を釣る”ことばかり要求するため破談になった話も少なくない」等々。責任あるポストにいる人からのこういう報告を聞いて、GMは適任でなかったと思いました。

 事実、今年の「清武補強」のほとんどは失敗しました。原監督も、清武GMから事前連絡なしに勝手な補強をされたことに不満だったようです。そもそも、「GMをおいたほうが良い」と私に提案したのは原君でした。「誰か適任者がいないか」との私の問いに対し、原君は何人か人物をあげましたが、「オビ・タスキ」で、最後に「清武さんでもいいですよ」と言ったので、清武君をGMにしたというのが実情です。

 私も、「育成選手」制を作ったことなど、清武君の功績は認めていますが、「巨人の場合は外国人穫りでほとんど失敗し、選手も穫りすぎている。米国の方程式でいえばGMはクビ」という広岡達朗さんの言葉(12日付サンケイスポーツ)はもっともだと思います。

 江川君の起用構想は、最近原君と会談しているとき、原君から提案されました。私は江川君を昔からよく知っており、現役時代の実績、引退後のわかり易く鋭いテレビ解説などを高く評価していたので、名案だと思いました。しかし、岡崎ヘッドコーチとの関係もあるので、「助監督」として原監督のご意見番役になってくれればとも考えました。しかし、それは私の思いつきで、社内的に正式手続きをとっていないし、第一江川君が受けてくれるのかどうかもわからず、今日まで江川君と何の接触もしていませんでした。これは構想段階ゆえの企業機密であるにもかかわらず、球団専務の清武君が代表取締役社長たる桃井君にも無断で電撃記者会見を開き、公表してしまったため、“江川助監督”を直ちに実現することは困難になってしまいました。

 今回の清武君の行動は、会社法355条の「取締役の忠実義務」違反に該当すると思います。しかし、記者会見の直前、彼から電話でGMの仕事はさしあたり続けさせてほしいとの要望があったので、これは了解しました。今後の対応は、本人の反省次第であり、現時点ではただちに処分を求めるつもりはありません。

清武さんの声明文とナベツネさんの反論を客観的に比較すると、
ナベツネさんのほうが、やや分があるような気がします。
文章力の差でしょうか…さすが、読売の主筆(本人が書いているかはわかりませんが…)
江川氏の「助監督」構想は眉唾です。ただ、口裏を合わせられると、これはいかんともしがたい。

もう、日本シリーズも始まったので、とっとと解決してほしいです。

ジャイアンツ
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1975年、ジャイアンツの歴史上、唯一の最下位だった年に生まれる。
同学年の選手は高橋由伸、上原浩治、高橋尚成、井端弘和、岡島秀樹など。

生まれてからの最初の記憶が、祖父の家のテレビで観た王さんの756号という巨人ファン。1989年の近鉄との日本シリーズ、3連敗からの逆転日本一を疑わず、それが実現したことから、本格的にジャイアンツにのめり込む。

高校時代から東京ドームに通い始め、1994年には東京ドームでアルバイトをし、日本シリーズでは長嶋茂雄監督の胴上げを生で観る

大学時代に某スポーツ解析ソフトウェア会社にアルバイトとして働き始め、そのまま入職。野球とラグビーのデータ入力と解析を担当した。

2008年には年間およそ50試合ほど、東京ドーム、神宮、横浜などで観戦したが、仕事の都合上、現在は日テレG+での観戦やネット観戦が多い。

夢は東京ドームの年間シートを購入して、毎試合生観戦すること。

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コメント

  1. たけ より:

    ナベツネが野球界からいなくなればいいのに…品のないジジイは見苦しい。

  2. たけ より:

    日本シリーズよりこの話題を一面にするスポーツ新聞もおかしいだろう。しかも、今日はナイターだし。

  3. かめ うさぎ より:

    憎まれっ子世にはばかるってやつですね。85歳であんなに元気なんですから。
    スポーツ紙に限らず、テレビ局なんかもそうですけど、「売れればなんでもいい」っていうのは、
    品位に欠けると思います。

  4. まさやん より:

    コメントさせて頂きます。ナベツネの醜さは以前にも増してますよね・唯、清武さんどうするつもりなんでしょうかね?ナベツネを退場させるつもりでしょうか?どうみたってコンプライアンスは清武さんが問題だし、謝罪しないと言っている以上、事の善悪は別として、選手、コーチと今後うまくやっていけるわけがなく、特に、FA選手との交渉等、相手選手もとまどうでしょうね!ましてや、今日本シリーズより話題が多いという事もシリーズの地位をないがしろにしてないでしょうか・巨人の選手、ファンの為を思うのなら、振り上げた手を下げてナベツネと謝罪はしないまでも話し合いをすべきでしょう・それとも、首になり、今後反ナベツネの急先鋒としてマスコミに登場するんでしょうか?外国人がふがいなかった責任をとるべきだし、普通のサラリーマンであれば、最初に辞表を出してマスコミに出るべきだったと思いますが・

  5. かめ うさぎ より:

    まさやんさんのおっしゃる通りだと思います。
    振り上げた手を降ろすのは、手を振り上げるよりも勇気がいるし、大変だとは思いますが、
    はやく事態を収束しないと、FA補強などはまったく上手くいかなくなってしまいます。
    その時は、どう責任を取るつもりなのでしょうか?
    そのあたりを清武さんがどう考えているか聞きたいですね。

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