外野争い

今年もジャイアンツの外野手争いは激しくなることが予想されます。
レフトはラミレス選手で固定でしょうが、
センターとライトは流動的。
一軍に残るのも大変そうです。

32｜松本哲也　選手
センターのレギュラー最有力候補。
広い守備範囲は球団ナンバーワンだと思います。
好調時はファウルで粘り、野手の間を抜くヒットを打つが、
不調になると内角のストレートに手が出なくなるのが欠点。
また、故障の不安からか、盗塁数がそれほど伸びていません。
出塁率と盗塁数が増えれば不動の1番になれると思います。

12｜鈴木尚広　選手
原監督にレギュラー争いのチャンスは与えると言われ、
FAの権利を行使せず、残留した走塁のスペシャリスト。
守備範囲は松本選手と互角。肩は松本選手より強いので、
総合的な外野守備力は巨人では1番だと思います。
課題はバッティングで、少々淡白なところがあります。
ライナー性の打球を飛ばすよりも、ゴロヒットを増やすことと、
四球の数が増やして、出塁率.350が実現できれば、
レギュラー＆盗塁王も狙える存在だと思います。

24｜高橋由伸　選手
昨シーズンに怪我から復活し、レギュラー奪回を目指す生え抜き。
フルシーズン働けば、3割30本は間違いないと思われ、
投手の左右に関わらず、使い続けてほしいと思います。
あとはコンディションの問題。
まだ、タイトルを獲ったことがないので、首位打者を目指してほしいです。

7｜長野久義　選手
昨年は288・19HR・52打点・12盗塁、
レギュラーとして申し分ない成績を残しました。
しかし、守備の悪さや、打撃面での波の大きさを考えると、
このままだとレギュラーは難しいと思います。
守備に関しては、落下地点までへの到達が早すぎます。
捕球する直前に小走りになってしまうので、
送球動作に入るまでがぎこちない。
肩は強いのに、送球が雑です。
打撃では、外角へ逃げる変化球の見極めが課題です。
課題さえ克服できれば、3割30本30盗塁も可能かと思います。

48｜矢野謙次　選手
現時点で、守備の安定感、送球精度、打撃の勝負強さは、
長野選手より上ではないかと思います。
フルシーズン働いたことがないので、打撃の安定感は未知数ですが、
代打要員としてベンチにおいておくにはもったいない。
対左投手が先発のときは、スタメンのチャンスを与えてほしいです。
7番あたりにこの人がいると、相手はかなり嫌がると思います。

9｜亀井義行　選手
復活を目指す今年は、サードに挑戦ということですが、
肩も強く、守備範囲も広いので、ちょっともったいないです。
昨年は、テレビで見ていると、構えたときにグリップの位置が安定せず、
ひどいときは、1打席目と2打席目で違うなんてことがありました。
でも、あんなにバッティングを崩した要因は、
技術面以上にメンタル的なものがあったのではないでしょうか？
プラス思考で自信を持ってプレーすれば、3割30本30盗塁できるはずです。

8｜谷佳知　選手
今年は税金が払えないくらい減俸されてしまいました。
まだまだやれるとは思いますが、中堅どころががんばっているので、
今年は代打の切り札的存在になると思います。
去年は、キムタクコーチの追悼試合での満塁ホームランで、
ちょっとバッティングを崩してしまった気がします。
コンパクトなスイングでミートするのが、谷選手の魅力。
ロングヒットよりも確実なバッティングを期待します。

0｜工藤隆人　選手
44｜紺田敏正　選手
守備と走塁のスペシャリスト。
昨年は勝負所の代走は鈴木選手でしたが、
ことしは紺田選手にその役割をになってほしいです。
紺田選手の加入で、役割が被る工藤選手は、
バントや進塁打などのチームバッティングで1軍入りをアピールしてほしです。

50｜加治前竜一　選手
66｜田中大二郎　選手
69｜隠善智也　選手
94｜橋本到　選手
昨年は車上荒しにあった加治前選手。1軍では活躍できなかったものの、
2軍では.318・12HRと活躍しました。
打撃を武器に、矢野選手、長野選手を脅かす存在になってほしいです。
田中選手は、ここ数年2軍のクリーンアップに定着していますが、
あと一皮剥けたいところ。思い切ってフォームを変えるなどしないと、
1軍定着は難しいかもしれないです。
松本選手より先に育成から支配下登録された隠善選手は、
昨年、2軍でも打撃不振に。今年は生き残りをかけるシーズンになりそうです。
昨年、バッティングで成長した橋本選手。
守備は安定しているだけに、もう少し盗塁ができるようになれば、
すぐに1軍に呼ばれるはずです。

個人的には、センターにタカヒロ選手。ライトに由伸選手を使ってほしいです。
長野、松本選手は準レギュラーで、もう一度全体的なレベルアップを期待します。