パ・リーグとの交流戦初戦、楽天から見事な逆転勝ち
今年、これまでの試合のなかで、一番良い勝ち方だったのではないでしょうか
巨人の先発はルーキー澤村投手。
公式戦では阿部捕手とはじめてバッテリーを組みました。
今日は四球が多すぎました。
審判との相性が悪かったのもあると思います。
低めと右打者の外角のコースが辛い判定でした
しかしそれもプロ野球。
結果は6回3失点。
追い込んでからと、ランナーがいるときに力んでしまい、スライダーが抜けたり、ストレートがシュート回転していました。
でも、キャッチャーが阿部選手だからでしょうか、再三のピンチでも大崩れするという感じはしませんでした
打線は、岩隈投手の前に5回までわずか2安打。
岩隈投手は、肩に疲労があるようで、この回でマウンドを降りましたが、わずか39球
力みのないフォームでテンポのよいピッチング、そしてフォークがよく落ちていました。
このまま、また澤村投手に黒星がついてしまうのか
という展開でしたが、7回に2点を返し、2-3で迎えた9回
ツーアウトから、阿部選手の今季初ヒットから逆転劇が生まれました
ここからの展開は川相二軍監督と原監督が作り上げた試合だと思います。
2アウトランナー二塁、代走は今季一軍初出場の大田選手。
ここで阿部選手に代えて、大田選手を送り出せたのは、
第一に控えの加藤捕手(今まで私はリードで結構批判していましたが…)が、ここまでマスクを被ってきた経験があり、追いついた後でもある程度任せられること。
第二に大田選手は二軍でイースタンリーグ2位、チームトップの14盗塁をしていること。
第三に万が一このあと加藤捕手にアクシデントがあってもベンチに高橋信二選手がいること。
この3つの要因があると思います。
(ちなみに足のスペシャリスト鈴木選手は途中から出場しており、試合時間は3時間半にはまだまだあり、同点ならば延長まで視野に入れなければならない展開でした)
大田選手の14盗塁
この情報は楽天の嶋捕手の頭の片隅にもあったのではないでしょうか。
投手は外国人投手のサンチェス投手、「もしかすると走るかもしれない」
それが長野選手への初球、ワイルドピッチへとつながったのではないでしょうか。
2アウト二塁で長野選手は敬遠で歩きます。
そして矢野選手を0-2と追い込まれながらも同点タイムリー、鈴木選手が粘って四球。
ここで円谷選手を迎えます。
私は正直、代打で谷選手かなと思っていました。
ここまでノーヒットだった円谷選手を打席に送った原監督、そして結果を出した円谷選手。
一軍、二軍も結束した勝利だったのはヒーローインタビューの円谷選手のコメントが象徴しています。
そして、この試合、円谷選手がスクイズこそ失敗しましたが、犠打をひとつ。
田中選手も犠打をきっちり決めているところが見逃せません。
さきの広島戦では、藤村選手もしっかり送りバントを決めています。
課題だったバントをこれまで一軍にいた選手がうまく決められないことが多いなか、
二軍から上がってきた選手はしっかり決めてくれます。
川相二軍監督の教えが浸透してきたのではないでしょうか。
今、二軍に落ちている脇谷選手は、そのあたりしっかり学んで戻ってきてほしいです。
コメント
こんにちは。
昨日の勝ちは、価値!のある勝利でしたね。先発は東野投手ではなく澤村投手!ピッチングの内容は今ひとつでしたが、今までもそうでしたけど、澤村投手はコントロールに、問題有のような気がします。相手バッターが2ストライク追い込まれても余裕があるように感じてしまうのは自分だけでしょうか?いずれにしても、負けが付かなかったのは良かったと思います。それとたしかにバントを決めることが出来て、円谷選手共々、ほんと良かったと思います。今日に繋がる勝ちだったと思います。
澤村投手はストレートであまり空振りがとれないんですよね。
スピードガンほど打者は速く感じていないのだと思います。
変化球がスライダー、カーブ、フォークなので緩急の差がないのが要因かと思われます。
今シーズンは三振を取るという意識よりも、高めのストレートを上手く利用して内野フライを打たせる投球を心がければいいのではないでしょうか。
オフにはチェンジアップなどの緩い球を覚える必要があるでしょうね。